【きつつきの子はたまごからうなずく】ということわざの意味は?

ことわざ・慣用句

あまり有名なことわざじゃないので、一般的に使われることは少ないのですが、「きつつきの子はたまごからうなずく」ということわざについて調べてみました。

どんな意味があるのか、正しい使い方などまとめています。

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きつつきの子はたまごからうなずくの意味

きつつきは、ケラと言う別名がある鳥の名前です。

漢字で書くと啄木鳥です。

木の中にいる虫食べるために、硬いくちばしを細かく動かして木に穴を開けて虫を捕ります。

木を啄(つく)から啄木鳥(きつつき)と呼ばれるようになったのです。

啄木鳥が首を細かく動かしてくちばしを使って気をつつく音はこの鳥の習性を目立たせます。

このことから「きつつきの子はたまごからうなずく」ということわざが生まれました。

啄木鳥が首を動かす様子を「うなずく」と表現し、その習性は誰が教えるわけでもなくたまごの時から自然にすることから、生まれながらの才能のことを表現することわざです。

才能というのはもともと持っているもので、啄木鳥ならたまごの時から首を動かして木をつつく才能は持っているということでしょう。

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同じ意味を持つことわざとは

きつつきの子はたまごからうなずくということわざにように、生まれ持った才能は自然に現れるという意味のことわざは他にもいくつかありました。

梅花は莟めるに香あり

梅の花は、花が咲く前のつぼみの段階から梅の花特有の良い香りを周囲に放っていることから、幼い頃から才能を隠しきれないことを現しています。

実の生る木は花から知れる

どんな実をつける木なのかを判別するためには、花を見ればわかるという意味から、人並外れた才能などを持っている子供は、実をの生るまで待たなくても花を見ればわかるということです。

栴檀は二葉より芳し

栴檀とは香木としても有名な白檀の別名です。

このことわざは、栴檀は樹として成長する前の二葉の時から香りを放っていることから、幼い時から才能が見えていることを現すことわざです。

蛇は寸にして人を呑む

ヘビが獲物を飲み込む時には、自分の身体ほどの大きさのものでも飲み込みます。

蛇は寸にして人を呑むとは、たった3センチほどの蛇でも、人を飲み食らってやろうと知る気迫を感じさせることわざです。

幼い時から才能がオーラのように見える様子を表現することわざです。

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まとめ

啄木鳥が木をつつく様子を見ると、可愛らしいような気がしますが、あのくちばしとあの動きがあれば硬い木にも穴が開くと考えるとちょっと怖いかも。

つつかれたらケガします。

ことわざとしての意味は、生まれ持った才能のことだったので覚えておくといつか知り合いのお子さんなどを褒める時に使えるのではないでしょうか。