【役人と木端は立てるほどよし】ということわざの意味は皮肉が強め?

ことわざ・慣用句

役人と木端は立てるほどよしということわざをご存知でしょうか。

役人というのは今で言うところの公務員のことです。

公務員の中でも国家公務員として難しい公務員試験をクリアしたごく一部の人たちはキャリア官僚として国を動かしている存在です。

ですが、官僚の不祥事は過去にも現在にも後を絶ちません。

これは昔からのことのようで、役人に対して皮肉めいたことわざは数多くあるようです。

その中でも「役人と木端は立てるほどよし」というのは、役人に対して強烈な皮肉が込められているようです。

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役人と木端は立てるほどよしの意味とは

役人と木端は立てるほどよしとは、役人を扱う時のポイントをわかりやすく、そして皮肉たっぷりに表現することわざです。

そもそも木端とは木のクズのようなもので、木端を使って火を起こす時には立てるとよく燃えて火がつきやすいので、立てるのがコツです。

このことから

役人も人としては大したことないけど、役人のプライドが保たれるように適当に面目を立たせてあげればこちらの都合の良いように使える

という意味です。

わかりやすく言ってしまえば、役人なんてお世辞を言ったり、接待で気分よくさせたりすればこちらの都合で使える人になるという意味なのです。

役人と木端は立てるほどよしは、まさに役人の本質を見抜いたことわざと言えるのではないでしょうか。

役人が腐敗する国は亡びる

役人と木端は立てるほどよしということわざは、まさに昨今の日本の官僚の腐敗を見るとなるほど・・と言いたくなります。

官僚は頭が良いし、一般人から見れば太刀打ちできないような頭脳明晰な人しかなれないのですが、勉強ばかりしてきて官僚になった人たちが、自分たちの利益のために丸め込もうと目論む人に囲まれて上手く立たされれば、腐敗してしまうのでしょう。

日本では、昔から役人が腐敗する体質があります。
だからこそ、何度も国の仕組みがリセットされるような出来事が起こったのでしょうね。

そろそろまた、大きな出来事で国の仕組みがひっくり返らないと役人の腐敗はさらにひどくなるような予感がして心配している人は増えているのではないでしょうか。

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役人が嫌われる理由

役人は安定した職業なので、公務員になりたい人はいつの時代も少なくありません。

でも、役人になりたいと思っても、役人は嫌いという人も多いようです。

役人風を吹かすということわざがありますが、これはまさに役人が嫌われる職業であることを意味しています。

役人は本来は民のために使える公僕なのですが、役人であることで偉そうな態度をとる人がいるのです。

そんな人のことを役人風を吹かすと言います。

これから公務員を目指す人には、ことわざで皮肉を言われるような役人にはなって欲しくないですね。

まとめ

身近に公務員として頑張っている人がいるのに、一部の公務員の不祥事で全体のイメージが悪くなるのはお気の毒なことです。

でもそれが役人なんですよね。