【商人の嘘は神もお許し】とは?商売人だけ特別扱いが許された?

ことわざ・慣用句

「商人の嘘は神もお許し」ということわざを知っていますか?

商人(あきんど・しょうにん)を用いたことわざは数多くありますから、聞いたことがあるようなないような・・・って感じでしょうか。

はじめて聞いたけど、

意味はなんとなくわかる

へえ、すごいね

わかるんだ

なんとなくだよ

教えてよ

間違ってたら恥ずかしいから

言わない

なにそれ(笑)

ことわざや慣用句は、なんとなく意味がわかったようなつもりでいても、意外と違うことってありますからね。

わかったつもりで恥をかかないためにも、意味をチェックしておきましょう。

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「商人の嘘は神もお許し」とは

「商人の嘘は神もお許し」の意味を調べてみると

商人が商売のかけひきでつくうそは、やむおえないもので、神様もお許しになるということ。

新明解故事ことわざ辞典

とくにひねりもなく、何かにかけているわけでもなく、そのままの意味でした。

やっぱり!

ぼくの思った通りだった

調子イイこと言ってる

いや、ホントだって

他にも似たような

ことわざがあったんだよ

へえ
たとえば?

忘れちゃったけど

・・・・・・・。

いや、これはほんとです。

似たようなことわざは他にもあります。

商人が商売をする上では、かけひきは必要なことなので、正直過ぎると儲けられずに破綻してしまうから、神様も商人が商売上でつく嘘は許してくれるということなのでしょう。

では、ほかに似ていることわざはどんなのがあるのか、見てみましょう。

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「商人の嘘は神もお許し」の類語

商売のための嘘は神様も許してくれるという意味の「商人の嘘は神もお許し」の類語を集めてみました。

商人の空誓文

空誓文とは、嘘の誓いを書き記したものです。

商人は商売のための嘘をつくから、空誓文のように信用できないという意味です。

商人の空値

商人は儲けのために駆け引きをするので「これ以上は下げられない値段だ」と言いつつも、それは信用できないという意味です。

商人の元値

商人は、ほぼ原価割れすると言うが、その元値はわからないので「元値がきれる」とか「原価が割れる」などとう言葉は信用できないことです。

商人は損と原価で暮らす

商人は、口を開けば「損してる」とか「原価を割る」と言いながら、じつは儲けているという意味です。

商人は損していつか倉が建つ

商人は、儲かっているとは言わない。

いつも損していると言いつつ、いつの間にか立派な倉が建つほど裕福になっているという意味です。

まとめ

儲かっている商人ほど、儲かっていないと言うのは今も同じでしょうね。

大儲けしていると豪語するようなのは、じつは火の車だったりするものです。

商人が嘘をつくのは、商売上のことだから許されるわけで、人をだまして大儲けしようとするようなやり方は、いくら商売上のことでも許されないはず。

誰かを傷つけたり、泣かせたりするわけじゃないから、許されるのでしょうね。