登場することわざは、猫をワルモノに仕立てていることが多いので、猫好きにとってあまり使いたくなくなることわざが多いです。
猫は昔から人間と一緒に暮らしてきた動物で、もともとは人間がねずみを追い払うために飼い始めたので、日本にいる雑種の猫たちは野良猫でもみんなもともと飼い猫なんですよね。
身近にいたからこそ、ことわざにも登場しやすいのでしょうが、あまりワルモノにして欲しくない!というのは愛猫家の願いです。
さて、猫を追うより魚をのけよということわざの意味について解説しましょう。
猫を追うより魚をのけよの意味
猫を追うより魚をのけよということわざの意味は、問題が起こった時に目先のことに惑わされず、問題の根本を解決することが大切であるということです。
猫が魚を狙うのは本能です。
サザエさんの主題歌でも、猫は魚をくわえて逃げてます。
そもそもサザエさんの家にはタマという立派な飼い猫がいるのですよ。
タマがいるのに、野良猫に奪われるところに魚を置いておくことが問題ですよね。
その点をこのことわざが教えています。
猫に「魚をとらないで」と教えても無理な話です。
だったら猫の手が届かないところに魚を移すか、魚が置いてある空間に猫が入り込まないように工夫するしかありません。
俊敏に動く猫が本気で魚を狙ったら、どんなに追い払っても奪われてしまうからです。
このことわざは、問題の根本に目を向けて解決することが大切であると教えるために、身近な存在の猫を使っているのですね。
同じ意味のことわざ
猫を追うより魚をのけよということわざと同じように、
「猫を追うより皿を引け」とか「猫を追うより鰹節を隠せ」ということわざがあります。
意味としては全く同じで、猫を追うのは問題解決にならないことを教えていることわざです。
リアルに猫に魚や鰹節を狙われている時にも使えそうですけど・・(=^・^=)
使い方
猫を追うより魚をのけよということわざの使い方は、日常生活で使い場面は多そうです。
問題解決のために小手先だけで何かしてもダメだということであればいろんな場面で使えるでしょう。
まずは子供に対してです。
猫と子供を一緒にしてはいけませんが、人間で言えば大人の猫の知能は人間の子供に例えると2歳前後だと言われています。
2歳前後の子供に「ダメ」と教えても理解できないことがほとのです。
2歳の子供がいたずらして危ないことに遭わないためには、口先で「ダメ」と叱るよりも危ない要因を取り除かないと眼を離した隙に怪我をしてしまうこともあるからです。
猫を追うより魚をのけよが使える場面ですね。
まとめ
猫を追うより魚をのけよは、猫が魚を盗むことを印象付けるようなイメージだったので、愛猫家の私は意味すら知ろうとしませんでしたが、じつはそんなに悪い意味ではなかったみたいです。
猫を追うのは人間には難しいので、猫の俊敏さに負けない人の知恵を使わないと仲良く猫と暮らせません。
問題解決には、頭を使わないとダメだと戒めることなので、猫さん大活躍です♪