「あの人ダサいよね」とか「そんなダサい服は着たくない」など、「ダサい」という言葉は幅広い世代に使われます。
この言葉は流行語になったので、それほど古い言葉ではないのかも知れません。
今ではシニア世代でも使うほど広く認知されている言葉です。
この「ダサい」という言葉の語源について調べてみました。
「ダサい」の語源とは
「ダサい」という言葉の語源は?
この質問をすると、「埼玉県でしょ」と答える人が一定数います。
埼玉県は東京都に隣接しているので、東京のベッドタウンとして人口が増加した地域もあり、商業施設も進出して都会化されています。
しかし東京都比べてれば田舎です。
そんな埼玉のことを「ださいたま」と呼んだ人がいたので、「ダサい」の語源は埼玉県と関係があると思い込んでしまったのでしょうね。
ちなみに、「ださいたま」とイジったのはタモリさんです。
影響力のある人なので、タモリさん発信だと勘違いする人がいるのもわかります。
ですが、「ダサい」という言葉が流行した後のことなので、語源ではありません。
「ダサい」の語源ははっきりとわかっていませんが、「田舎」のことを「だしゃ」と読んでいて、それが「ダサい」になったという説が有力です。
だたし、田舎のことを「だしゃ」と読んでいたという記録があるわけではないので、ごく一部の方言だったのかも知れません。
ダサいを他の言葉に言い換える
「ダサい」という言葉は色んな意味で使われています。
1つの表現で幅広い意味として使える便利さが、一時的な流行語ではなく長年使い続けられる言葉になったのでしょう。
「ダサい」という1つの言葉がいかに幅広く使われているのか、他の言葉に言い換えてみるとよくわかります。
外見のダサいを言い換える
服装や髪型など、外見のことを指す「ダサい」を言い換えてみます。
「野暮ったい」
「カッコ悪い」
「センスが悪い」
「センスがない」
「見栄えが悪い」
「流行遅れ」
「時代遅れ」
「みっともない」
「あか抜けない」
「不格好」
このような言葉が並びます。
どの言葉も傷つきますよね。
「ダサい」と言われるのもショックでしょうが、まだ救いがあるような気がします。
動作のダサいを言い換える
作業の様子や動作などに対しての「ダサい」を他の言葉に言い換えてみます。
「のろま」
「センスがない」
「スマートじゃない」
「間が抜けてる」
このような言葉が並びます。
外見や容姿に対して少ないのは、もともと「ダサい」という言葉が外見や容姿のことを指す言葉だったからでしょう。
「ダサい」という言葉が定着するうちに、見た目以外にも仕事のペースが遅いとか、動きが鈍いことなどにも使われるようになったのだと思います。
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まとめ
「ダサい」の語源が「田舎」の読み方が由来になったというのは、意味としてしっくりします。
諸説あるなかの有力説ですが、他の説も見当たらないため、信ぴょう性が高いのではないでしょうか。
いずれにしても、「あの人ダサいよね」なんて言われたくないですよね。