親父ギャクを言うようになるのは、50代くらいからでしょうか。
でも、親父ギャクっていったいどんなギャクのことなのか、定義にようなルールがあるのでしょうか。
親父ギャクはあるのに、オバちゃんギャグとは言わないのも不思議です。
親父ギャグとは何なのか、ちょっと調べてみました。
親父ギャグとは
親父ギャグについて調べてみると、駄洒落との違いはほとんどないことがわかりました。
駄洒落とは、言葉尻が似ているものをよく使います。
例えば、「そんなバカな~」というところを「そんなバナナ~」とか。
「ふとんがふっとんだ」とか「ネコが寝ころんだ」など。
駄洒落は安っぽい洒落のことで、ひねりが効いていないので、誰でもわかるし、誰でも思いつくようなものです。
そのような安っぽい駄洒落をその場の空気も読まずに平気で言えるようになるのは、50代くらいになった中年男性に多いので、親父ギャグと言われるようになったのでしょう。
親父ギャグをオバちゃんは使わないのか!
親父ギャグとは言うけれど、オバちゃんギャグとは言いません。
ひと昔前にオバちゃんのことをオバタリアンと呼んだことはありましたが、オバちゃんギャクは聞いたことはありません。
なぜ親父ギャグはあるのにオバちゃんギャグはないのか、。その理由を調べてもハッキリとしたことはわかりませんでした。
ただ、親父ギャグはお酒の席で多発するイメージがあります。
飲み会などで若い世代の前でも空気を読まずに、お酒の勢いで駄洒落を連発する中高年男性が目立つので、親父ギャグはあるけどオバちゃんギャグとは言わないのではないでしょうか。
職場で若い部下とコミュニケーションをとろうと頑張ってしまい、駄洒落を言ってしまうのも親父ギャグという言葉が定着する理由だと思います。
親父ギャグを言ってしまう原因
親父ギャグはなぜ中高年になると言うようになるのか、その理由は脳にあるという説があります。
脳科学者の茂木健一郎さんいわく、長く生きていると、言葉のボキャブラリーが増えるので、似ている単語がつながりやすくなります。
それで思わず駄洒落が思いついてしまうのです。
たしかに長く生きていれば、色んな言葉を知るので、似ている言葉が浮かびやすくなるのはわかります。
ですが、思いついても、そんな駄洒落を言えばその場の空気が寒くなりそうで、恥ずかしくて言えませんよね、若い人は。
それが中高年になると、理性を働かせて我慢させるための前頭葉の機能が低下してしまうので、思いついたことを我慢できずに口に出してしまうのだそうです。
お酒の席になれば、さらにアルコールで前頭葉の機能が弛むので、親父ギャグ連発ということになるのです。
脳科学で親父ギャグを研究しているなんて、面白いですね。
まとめ
親父ギャグを連発するおじさんたちは、自分たちだけでウケて笑っている様子を見ると楽しそうなので、それはそれでいいと思います。
ただ、同席している若い世代にリアクションを強要するのは控えないと、親父ギャグもパワハラに近くなるので気をつけて欲しいものです。