正しいと思って使っている言葉が、じつは間違っているというのは立派な大人でもあることです。
ややこしい慣用句が多いので、ゴチャゴチャになってしまうのも仕方ないのかも。
眉をひそめると眉をしかめるというのも、アレ?どっちが正しいの?とわからなくなってしまうことがあります。
顔のパーツを使った慣用句やことわざは多いので間違えやすいのだと思います。
眉をひそめる、眉をしかめるはどちらが正しいのか調べてみました。
眉をひそめるとは
間違えやすいのですが、眉をひそめるが正解で、眉をしかめるというのは顔をしかめるとごっちゃになってしまった間違い慣用句でした。
ですが、誤用なのに世間では「眉をしかめる」と使っている人が5割に迫る勢いのようです。
そこまで広まってしまうと、そのうちに「眉をひそめる」でも「眉をしかめる」でも、どちらでも間違いではなくなってしまうかも知れませんね。
眉をひそめるとは、何か気になることがあったり、不愉快でデリカシーのない様子を目にした時の反応のことです。
顔をしかめるも同じような意味で、渋い顔とも言います。
ただ、眉をひそめるのは不快な感情が顔に出ることを意味するのに対して、顔をしかめる時は難しいことを考えていたり、解決できなくて困っている時などに使うこともあります。
どちらも良い気持ちになっている時に使う慣用句ではないのは間違いありません。
ゴチャゴチャになりがちな2つの表現ですが、眉と顔を正しく使い分けるように気を付けましょう。
眉をひそめるの逆の慣用句
眉をひそめるとは、眉間にシワが寄ります。
その反対の意味に眉を開くという慣用句があります。
「眉」に関する言葉はこちらでも書いています。
心配事があったり、不快な感情になった時には眉をひそめてしまいますが、その心配事や不快なことが消えて解決した時にはホッとしますよね。
そんな時に眉を開くというのです。
眉は顔のパーツの中では感情を見抜くポイントになるようですね。
眉を読む
眉を使った慣用句には、眉を読むとか眉を読まれるというのがあります。
眉を読む、眉を読まれるというのは、本心を見抜くことです。
眉をひそめるのように使われることが少ないのですが、眉が感情を見抜くポイントになることがよくわかるのではないでしょうか。
仕事の場面を想定してみましょう。
取引先との商談で相手の眉を読んで有利な条件で進めようと思ったら、逆に眉を読まれていて厳しい条件を突き付けられた。
こんな感じで使うといいでしょうね。
使ったことないので、一度使ってみたい!
まとめ
眉をひそめると眉をしかめるを間違って使っている人はとても多いので、普通に意味が通じてしまってます。
正しい言葉がどんどん変わってしまうので、眉をしかめるって普通に使っていたような気がします。
眉はしかめるのではなくひそめる!
しっかり頭に入れて使い分けるようにしたいですね。