正月に関係する名字にはどんな由来があるのか!語源や読み方など!

名前・地名・方言

年末になると慌ただしくなるのは、お正月を迎える準備に追われるからですよね。

年賀状を書いたり、大掃除をしたりと何かに急かされるように忙しく感じます。

それもこれも、新たな年を迎えるという気持ちを大切に考えるからではないでしょうか。

誰もが改まった気持ちになるのがお正月なのですよね。

ところで、「正月」という名字の方がいるのを知っていますか?

日本全国にいらっしゃるらしいのですが、読み方は色々あるようです。

今回はお正月に関係ありそうな名字について調べてみました。

珍しい名字の由来についても、わかる範囲で調べてみましたので、興味のある方は参考にしてください。

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「正月」さんという名字

「正月」という名字の方は全国に200人ほどいるようです。

読み方は「しょうがつ」の他にも「まさつき」「むつき」「しょうげつ」「むづき」「まさづき」などです。

「正月」という名字の由来は、各地によって違うようです。

たとえば地名に「正月」が付いていて、その場所に住んでいたから名字になったという方。

他には正月の行事を取り仕切っていたことが由来になって名字になったという方もいます。

お正月の行事は各地によって違うでしょうが、寺社仏閣に関係する行事を仕切っていたと考えられています。

また、お正月のおめでたい感じを用いて、お店の屋号「正月堂」にしていたことが名字になったというケースもあるそうです。

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「門松」さんという名字

「門松」といえば、お正月になると家の玄関前に飾るものです。

年神様を迎えるための目印として飾るのが、正月飾りの門松の由来として現代まで伝わっています。

「門松」という名字は「かどまつ」と読みます。

同じ読み方の「角松」さんもいるので、それほど珍しい名字とは思わないかも知れませんが、「門松」という文字を見るとお正月との関係を知りたくなりますよね。

由来は諸説あるようですが、やはり松の木が関係しているようです。

分れ道などに道標として植えられた松の木から、名字を付けたというのが由来として伝えられている方が多いようです。

「一月」さんという名字

「一月」という名字の方は、かなり少数です。

読み方は「いちづき」「いちげつ」「いちつき」「むつき」です。

一月は睦月(むつき)といっていたので、わざわざ「一月」から「睦月」と改姓した方もいるようです。

由来として残っているのは、一月堂(正月堂)の近くに住んでいたからというのが代々伝えられているそうです。

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由来が不明な名字

「正月」さん、「門松」さん、「一月」さんなど、お正月に関係ありそうな名字の由来を調べてみると、じつはあまり新年の正月とは関係なく、地名や屋号などが由来だったりするのですね。

他にもお正月に関係ありそうだけれど、由来が不明な名字もいくつかありました。

「松之内」という名字もお正月に関係ありそうですが、名字の由来としてはお正月にちなんでいるわけではないようです。

現在もいらっしゃるのかどうか不明ですが、「正月一日」という名字もあったようですが、由来も含めて調べることはできませんでした。

とても珍しい名字は、長い年月の間に改姓する方もいます。

その時に読み方はそのまま残して、文字だけ変えることがあるので、文字を見ただけではお正月と関係するのかわからなくなる名字もあったのだと推測できます。

関連記事【名字】と【苗字】はどちらが正しいの?使い分ける必要はあるのか!

まとめ

以前、「四月一日」さんという名字について書いたことがあります。

とても珍しいお名前だからこそ、すごく印象に残りますよね。

「正月」さんもインパクトが強いので、一度聞いたら忘れないでしょう。

もしや「一月一日」さんや「元旦」さんもいるのではないかと調べてみましたが、現時点では見つけられませんでした。

どこかにいらっしゃるのだとすれば、ぜひ由来を知りたいものです。