「ことばのぎもん」というブログを運営している私は、日ごろ耳にした言葉の中から、疑問に思ったものを調べたりするために「故事・ことわざ・慣用句」が載っている辞典を使います。
その中には、疑問に思った言葉を辞典から探し、その意味を調べていると、他にも聞いたこともないような言葉が見つかります。
「へえ、そんなことわざがあるのか」とか「この言葉はそういう意味だったのか」など、少しずつ慣れ親しんだはずの言葉なのに曖昧だった疑問が解決するのが楽しくて続けています。
さて、そういう一般人の言葉のブログなので、言語を研究している人などから見れば突っ込みどころ満載だと思います。
でもそこはまあ、一般人の日常会話の疑問を解決するレベルまで下がってもらい、あたたかい目で見ていただけたらと思っております。
今日は、そんな言葉の疑問を調べるなかで「ことわざ」と「慣用句」と「故事」について調べてみます。
このブログを書く上で欠かせない「ことわざ・慣用句・故事」なので、きちんと理解しようと思います。
ことわざ・慣用句・故事とは
ことわざと慣用句、故事を見分けるポイントについて見ていきましょう。
どのような言葉の由来があるのか、ルールはあるのかなど、ポイントを見比べることにします。
「ことわざ」とは
「ことわざ」は「諺」と書きます。
ことわざと言えば、短い言葉で道徳や教訓を伝えるための言葉です。
「石の上にも三年」や「急がば回れ」のように、人生の教訓として語り継がれています。
ことわざとは、日本だけじゃなく世界中にあります。
その国の民が、生活しながら生まれた教訓や注意を促すための言葉です。
文化の違いがあるのに、同じような意味を持つ言葉があるのは、人が生活する上で気を付けるべきことは文化の違いがあっても共通することが多いからだと思います。
生活の中で自然に生まれたことわざも多いため、同じ意味でも地域によって違う言い回しをするものもあります。
人々の生活の中から生まれた言葉なので、詳しい文献などに載っているわけではなく、口伝えによって広まったことわざが多いようです。
「慣用句」とは
「慣用句」とは、2つ以上の単語をつなげた言葉が、それぞれの単語の持つ意味とは違う意味を表す言葉として世の中に広まった言葉のことです。
たとえば、「足を引っ張る」という慣用句は、人の成功を邪魔することや陥れようとする意味です。
ですが「足」と「引っ張る」を別々に見れば、人の成功を邪魔するような意味とはまったく違います。
「腹黒い」という慣用句も、表面上はそう見えなくても、内心は悪いことを考えているという意味です。
しかし「腹」と「黒い」に分ければ、人が心の中を表すような意味になるとは思えません。
2つ以上の単語を合わせることで、それぞれの単語の意味とは別の言葉として用いられているのが慣用句ということです。
「故事」とは
「故事」は、ことわざや慣用句よりも意味を理解するのが少し難しく感じます。
故事の意味を色々調べてみると、今も普通に使われる言葉の中には、中国の古典などに載っている文章が語源になった言葉を故事と呼ぶようになったようです。
中国の古典が由来になっている故事が多いのは、中国から学問や文化を取り入れながら日本独自のものに変化させてきたからだと考えられます。
ことわざや慣用句に比べて、由緒正しい言葉と理解すると、分けやすいのではないでしょうか。
格言や名言との違いは
ことわざや慣用句、故事と並んで格言や名言があります。
格言も名言も大きな違いはありません。
格言は教訓になる言葉、戒めになる言葉です。
名言は物事をわかりやすく伝えるために本質をうまくとらえた言葉です。
ことわざや慣用句、故事も人々に警鐘を鳴らしたり、教訓として伝える言葉が多数ありますから、格言や名言は大きな意味では同じなのではないでしょうか。
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まとめ
「ことわざ」と「慣用句」と「故事」の載っている辞典を毎日のように使っているのに、その違いを説明するのは自信がないなんて困りますよね。
でも、やはり区別するのは難しいと感じました。
ざっくり区別するポイントとしては、
「ことわざ」は民衆の生活の中から生まれた教訓的な言葉。
「慣用句」は単語がつながって1つの言葉として使われてきた言葉。
「故事」は古くからの言い伝えで、古典などが由来になっている教訓的な言葉。
このように分けられるのではないでしょうか。