間違えやすいお天気の言葉!雨模様とはどんな時に使うの?

ことばの意味

目が覚めてカーテンを開けると、窓の外は雨模様だった・・。

そんな文章を読むと、どんな様子を想像するでしょうか。

雨模様だから雨が降っているのが当然だと思う人が多いでしょう。

ですが雨模様の意味としては、ただ雨が降っているとは違うようです。

雨模様の意味を調べてみると、お天気を表す言葉は意外と間違っていることが多いことに驚きます。

雨模様の正しい使い方について解説します。

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雨模様とは

雨模様と聞いて、どんな様子だと思いますか?

そのような問いを調べた統計がありました。

ざっと半分くらいの人が、雨が降ったり止んだりしているような様子だと答えています。

残りの半数近くは、今にも雨が降りそうな空の様子だと答えています。

正解は、今にも雨が降り出しそうな空の様子のことを雨模様というのです。

お天気ニュースでも間違えている?

半分くらいの人が雨模様と聞いて雨が降っている様子を思い浮かべるのは、テレビの天気予報などで雨模様という言葉を間違って使っていることが多かったからです。

お天気キャスターが「今日は一日雨模様でしょう」と雨が降っている様子を伝えていたことがあったそうです。

現在は気象予報士として資格を有する人たちがお天気を伝えることが多くなり、気象にまつわる日本語についても詳しく勉強している人が増えたのか、雨模様を間違って使う人は少なくなったようです。

ですが日本人の半分近くが「雨模様」=「雨が降っている」と認識しているのですから、これが間違っているとは思われないでしょうね。

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日本語には雨にまつわる言葉が多い

近年の日本の気象はまるで亜熱帯地域みたいになって、突然スコールのような激しい雨が降ったりします。

もともと日本は島国なので海に囲まれていますから、雨は多いのですが、今のような雨の降り方ではなく、もっと情緒的な降り方をする雨が多かったのです。

だからでしょうか、雨にまつわる言葉がとても沢山あります。

雨にまつわる日本語は、1200種類以上もあると言われていますから、知らない言葉の方が多いと思います。

小雨とか五月雨とか春雨とか・・。

これくらいは知っている方も多いでしょう。

では、このような雨の言葉はご存知でしょうか。

漫ろ雨(そぞろあめ)は、降り方は強くないけれど、止み間がなく降り続く雨のことです。

青葉雨(あおばあめ)は青葉が色濃くなった初夏に降る雨のこと。

瞑怒雨(めいどう)は、目がくらむような稲妻ともに激しく降る雨のことです。

愁雨(しゅうう)は秋が深まるころに静かに降る雨で、人の気持ちを悲しませるような憂いのある雨のことです。

まだまだ聞いたこともない雨が山ほどありますから、興味にある方は調べてみると楽しいかも知れません。

まとめ

雨模様は雨が降りそうな空模様なので、これからお天気キャスターが「雨模様の一日でしょう」と言った時のお天気をチェックしてみたくなりますね。

お天気を表現する言葉はとても深いので、調べ始めるとハマる予感がします。