スイーツ男子なんて造語が生まれるほど、男性も甘い食べ物を好む人が増えているようですね。
甘党男子ではなく、スイーツ男子なのが不思議です。
一方、舌が焼けるほどの激辛の料理を好む女性も沢山いて、テレビでは激辛料理を涼しい顔をして食べている女性に目を丸くしています。
このような辛い食べ物を好む人のことを辛党だと呼ぶ人がいます。
ですが、甘党も辛党も正しい使い方は少し違うようです。
意外と間違って使っていることが多いので、チェックしてみましょう。
甘党とは
甘党とは、甘い食べ物を好む人のことだと思い込んでいる人が多いですが、ただ甘い食べ物が好きなだけでは甘党というわけではないようです。
甘党の意味を調べてみると、お酒よりも甘いものを好む人、もしくはお酒が飲めない下戸の人が甘いものを好むことです。
要するに、ただ甘いものを好む人の大しては甘党と呼ぶのはまだ早いのです。
甘い食べ物が好きだという人に対して、「じゃあお酒の方は?」と質問してみます。
その返答に「お酒は苦手なんですよ」とか「お酒よりも甘い物が好きですね」と返ってきたら甘党で正解です。
ですがその答えに「甘い物も好きですけど、同じくらいお酒も好きです。」と返ってきたら甘党というわけではないのです。
辛党とは
辛党とは、辛い食べ物が好きな人のことではありません。
辛党は甘い物が苦手で、お酒が好きな人のことなんです。
お酒がなぜ辛い?と不思議に思われるかも知れませんが、お酒がすすむ食べ物は塩分の利いた味の濃い目なものが多いことから、お酒が好きな人のことを辛党と呼ぶという説があります。
もう一つは、本当のお酒好きはピリッとした辛口のお酒が好きだから辛党と呼ぶという説も有力です。
まだお酒の飲めない年齢の子供でも、お酒のおつまみになるような塩っ辛いお菓子を好んで食べていたりすると、まわりの大人が「この子は辛党になりそうだな」なんて言うことがあります。
塩辛いものが好きだからお酒好きになるわけじゃないと思いますが、そのイメージが強いのでしょうね。
甘い物も好きなのにお酒が好きな人は?
日本酒のおつまみは甘い食べ物は合わないと言われますが、ワインやウイスキー、ブランデーなどの洋酒にはチョコレートやフルーツなど甘いものも合います。
それに甘い物も好きだけど、お酒も強い人は沢山いますよね。
そのような人のことのことはどう呼ぶのでしょう。
よく言われるのが両刀使いです。
その他には甘辛党なんて呼ぶこともありますが、昔の呼び方では盗人上戸(ぬすっとじょうご・ぬすびとじょうご)があります。
甘い物を好んで食べる様子を見ててっきり甘党だと思ったらお酒もいける口だった・・という人のことです。
どんなに飲んでも酔った様子を見せない人のことも盗人上戸と呼ぶことがあります。
まとめ
甘党と辛党についてご説明しました。
甘い物が好きでもお酒もグイグイ飲んじゃう人は甘党とは呼ばないのですね。
辛党もお酒好きのことなので、激辛好きでも辛党とは限らないので、おぼえておきましょう。