専務と常務ってどう違うの？肩書として上なのはどちら？

社会人の一般常識として、会社組織の役職の順位くらいは知っていると思いますよね？

会社組織に属して働いたことがない人でも、何となくでも知っていることです。

でも、専務と常務の違いを聞かれてハッキリ答えられる人ってどの程度いるでしょうね。

筆者は大きな企業で働いた経験は一度しかありませんが、一般企業での勤務経験はあるので知っていなくてはオカシイのですが、専務と常務の違いを正しく説明できるのか・・と言われると自信ありません。

今回は、会社の中の役職についてまとめてみました。

今さら人に聞けない・・という方はぜひ参考にしてください。

専務と常務の違い

専務と常務、どちらも会社の役員であることはわかります。

専務取締役、常務取締役という役職名です。

さて、専務と常務はどちらか上の立場になるのかというと、専務取締役です。

専務取締役の仕事は社長を補佐することです。

社長が不在時には、社長代行として仕事をすることもあります。

常務取締役は、日常の業務も行います。

日常業務も行いながら、社長を補佐する取締役として専務の下のポジションになります。

ここで1つ疑問に思うのは、副社長という役職です。

副社長という肩書からわかるように、社長の補佐をする役職です。

一般企業には副社長を置かないことも多く、社長の下が専務というケースもあります。

副社長がいる場合は、専務取締役よりも上の役職になります。

役職の順位

ここで、一般企業の役職の順位を確認しておきましょう。

あくまでも一般的なケースではこのような順位になるでしょう。

社長を引退した方が会長職になるケースもあります。

この場合、取締役としての立場によっては、社長よりも上になることもありますが、業務に関することは社長に任されていることが多いはずです。

同族企業の場合は、引退した先代社長が父親で、会長として君臨すると、なかなか社長に権限が渡らないようなこともあるようです。

役職の名称に関して、商法などで定められているわけじゃないので、その企業内のルールです。

横文字の役職

外資系企業などが増えてから、役職名も変化してきました。

よく見聞きするのがCEOやCOOです。

ひと昔前は、社長＝プレジデントというのが当たり前でした。

でも最近は聞きませんよね。

CEOやCOOの方がよく見聞きします。

CEOは最高経営責任者のこと。
その企業の経営責任者としてトップの役職です。

COOは最高業務執行責任者のこと。
CEOが決定した経営方針や戦略を実行するために、現場を管理する責任者です。

日本の企業でも、CEOやCOOの役職名を使っている会社が増えています。

昔ながらの役職名は、消えていくのかも知れませんね。

「御社」と「貴社」の正しい使い分け方は？「当社」と「弊社」は？

会社員の経験があれば、何の問題もなく使い分けられるであろう「御社」と「貴社」です。しかし、個人商店でしか働いたことがないとか、社会経験がほとんどない人は、「御社」と「貴社」の違いや使い分け方はわからないかも知れません。「当社」と「弊社」もそうです。同じような意味なのに、2つの言い方があるのは、使い分けるルールがあるからだと思っていても、そのルールが曖昧だという人もいるはず。

kotobanogimon.life

2020.10.03

まとめ

専務と常務の違いについて確認してきました。

大人として、社会人として当たり前に知っていることではありますが、きちんと説明を受けたことがなければ知らないまま過ぎてしまいますよね。

もしも誰かに聞かれた時に困らないためにも、ハッキリとした違いや順位をおぼえておきましょう。