もしも、たまたま通りがかった家の表札に「浮気」と書かれていたら、思わず足を止めてしまいそうです。
まさか・・・と二度見してしまうでしょう。
何かの間違いではないのかと思ってしまいそうですが、「浮気」という名字の人は実際に存在します。
とても珍しいので、「浮気」さんと知り合いの方も少ないでしょう。
ほんとにそんな人いるの?と疑われそうですが、ほんとに存在する名字なんですよ。
どんな読み方をするのか、興味があります。
この名字の読み方や由来について調べています。
「浮気」の名字の読み方は?
「浮気」という名字の人と名刺交換するような機会に恵まれたら、きっと読み方を確かめますよね。
一般的には、漢字の読み方が難しく、とても珍しい名字の人は、きっと名刺に仮名などで読み方が書かれているはずです。
毎回のように読み方を説明するのもめんどうなことだと思うので、読み仮名のない確率の方が低いのではないでしょうか。
「浮気」という名字をそのまま「うわき」としている人は確認されていません。
読み方は「うき」「ふけ」「うきぎ」の3つに分かれています。
さすがに「うわき」という読み方はないのですが、間違われやすいので苦労は多いのではないでしょうか。
きっとからかわれたり、ネタにされたりと、大変だったのではないかと想像できます。
「浮気」の名字は存在する?人数は!
「浮気」という名字の人は、全国でおよそ150人くらいです。
日本中で150人ですから、かなり珍しいのですよね。
滅多にお目にかかれる名字ではないので、もしも「浮気さん」に出会えたら、それはかなりラッキーなのかも知れませんよ。
もちろん、初対面の方に「うわきさんですか?」なんて聞くのは失礼なので、面白半分に聞くのはやめましょう。
きっと今までに何度も初対面の人から、好奇の目を向けられているはずです。
冗談のネタにされることも、数えきれないほどあったのではないかと推測します。
慣れている人なら、名字をネタに笑い話をしてくれるかも知れません。
「浮気」という文字を使う名字の順位は、25000位よりも下位です。
「浮気」の名字の由来は?
「浮気」という名字の由来は、土地に関連した名字だと言われています。
名字の由来は、その土地にかかわることが多く、「浮気」もそれに当てはまります。
そもそも「浮気」という名字の由来は、「浮」という地名が付いた土地で暮らしていた人がルーツになっていると伝わっています。
「浮」という字がついているのは、湿地帯であり、水田にするのに適していました。
その土地で生きてきた農民たちが名字を名乗るようになる時に、「浮」という土地の名前に「気」や「田」をつけたのが「浮気」という名字の由来だと言われています。
現在も「浮気」と書いて「ふけ」と読む地名もあります。
「福家」「冨家」「富家」「浮池」など、読み方が同じ「ふけ」でも違う字を当てている名字の方が多くなっています。
「うわき」の意味
「浮気(うわき)」は浮ついた心のことですが、一般的にはパートナーがいるのにもかかわらず、他の人のことを好きになったりすることを「うわき」と言います。
この言葉がいつから使われるようになったのかはっきりわかりませんが、現在のような使われ方をするのが世間に広まっていたのなら、「浮気」という文字を名字に使うことはなかったのではないでしょうか。
珍しい名字なので、それだけインパクトがありますし、人に名前を覚えてもらいやすいとは思いますが、困ることの方が多いのではないかと想像できます。
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まとめ
日本に150人ほどいる浮気さんは、その名字で苦労することも多かったかも知れませんが、インパクトがあるので一度でおぼえてもらえますよね。
初対面の人との会話にも困らないでしょうし、そういう意味では得することもあるのかも知れません。