【阿吽の呼吸】とはどんな時に使うのが正しいの?そもそも阿吽って?

ことわざ・慣用句

阿吽(あうん)の呼吸というのは、息がぴったり合っている時に使うことはわかります。

その呼吸のリズムはどんな感じなのか、阿吽って何のことなのか。

よくわからずに使っている言葉の一つではないでしょうか。

阿吽の呼吸の正しい使い方と意味を調べてみました。

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阿吽の意味とは

日常的に使うことばではない「阿吽」ですが、調べてみるとサンスクリット語で、仏教の言葉として伝わった言葉でした。

仏教での阿吽の意味は、阿が始まりを、吽が終わりを意味します。

阿吽の呼吸とは

阿吽の呼吸は、阿では口を開けるので息を吐くことを示し、吽で口を閉じるので息を吸うことを示しています。

つまりは、呼吸のようにそれぞれのタイミングがぴったり合っていることを阿吽の呼吸というわけです。

とくに打合せをしなくても、お互いに気持ちが通じ合っていたり、相手の動きが分かるような間柄では、阿吽の呼吸で物事が上手く進むという使い方をするわけです。

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阿吽の呼吸に似ている言葉

阿吽の呼吸は、息を合わせて何かを作業する時に使う言葉なので、お互いの間柄を表現する時に「阿吽の呼吸の関係なんだよ」というのは、ちょっと変な感じです。

間違ってはいないのでしょうが、もっとぴったりする言葉があると思うので考えてみると、ありました!

「ツーカーの仲」です。
ツーと言えばカーと言う関係は、すべて話さなくても同じような発想を持っている同士なので、少し離しただけで言わんとすることがわかってしまう関係性に使います。

ツーカーって何のこと?

ツーカーの仲の意味ですが、語源はよくわかっていません。

いつから使われるようになったのかもよくわからないのですが、落語の中によく出てくることから、せっかちな江戸っ子が使っていた言葉じゃないかという説があります。

ところが、もっと調べてみると、ツーカーは漢字で「通過」のことだという説もあるのです。

気持ちが通過して、言いたいことがサッと伝わることからツーカーの仲と言われるようになったのです。

気持ちを口にしなくても相手に伝わる言葉には、以心伝心という四字熟語もありますね。

以心伝心も仏教の世界から生まれた言葉という説があります。

言葉をで伝える、文字で伝えるなど、気持ちは何かに表現しないと伝わらないものですが、修行を積み重ねるとそれが伝わるようになるという意味です。

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ウマが合うのウマとは?

相性が良く、気が合う間柄のことを「ウマが合う」と言いますが、このウマは馬のことです。

馬に乗ったことがある人ならわかりますが、馬と呼吸を合わせないと乗りこなすことができません。

呼吸が合うということなので、ウマが合うのは阿吽の呼吸にも通じる言葉です。

まとめ

阿吽の呼吸の相棒がいる人、ツーカーの仲の親友が要る人、ウマが合う人と出会った人。

とても良い人間関係を築けていることなので、とても羨ましいことです。

大切にしてくださいね。