【雪の明日は裸虫の洗濯】とはどんな意味もことわざなの?

ことわざ・慣用句

「雪の明日は裸虫の洗濯」ということわざを聞いたことがありますか?

聞いたことがある人でも、その意味まで理解している人の割合は高くはないようです。

「雪の明日は裸虫の洗濯」のことわざが伝えようとしている意味や使い方を解説します。

スポンサーリンク

「雪の明日は裸虫の洗濯」とは

「雪の明日は裸虫の洗濯」とは、

雪が降った翌日は、よく晴れて暖かい日になることが多いので、衣類をたくさん持っていない人も安心して洗濯できる。

という意味のことわざです。

このことわざの出てくる裸虫とは、貧乏で衣類をほとんど持っていない人のことを表しています。

洗濯をして乾くまでの着替えを持っていなければ、確実に乾く天気の日じゃなければ安心して洗濯できません。

夏ならともかく、冬は乾くまでに時間がかかります。

だから良く晴れて、気温が高くなる日を選んで洗濯しなければいけないのですよね。

雪が降った次の日は、とても寒そうに感じるかも知れないが、晴天で暖かくなる確率が高いから、洗濯するのに絶好のチャンスだと教えているのです。

「裸虫」を「裸子」とか「孫子」と言い換えることもあります。

雪が降った翌日は晴天になりやすいとか、気温が高くなるというのは地域によって違うと思いますし、気象データで検証されているわけではないのですが、古くから伝わっていることわざがあるということは、そう感じていた人が多かったのではないでしょうか。

似通った意味のことわざ

今のように気象観測用の人工衛星などなかった時代には、空の様子や風などを感じて天気を予測していました。

「雪の明日は裸虫の洗濯」もそういう人々の体感から生まれたことわざでしょう。

お天気に左右される農民たちはとくに鋭く観察していたと思います。

「夕焼けの鎌を研げ」ということわざは、農民たちが伝えていることです。

空が赤くなり、キレイな夕焼けになった翌日は晴る確率が高いというのは、毎日のように空を見ながら農作業をしていればわかるのでしょうね。

だから、夕焼けの空になったら、翌日の仕事がはかどるように、鎌を研いで準備万端にしておこうという生活の知恵なのです。

スポンサーリンク

「雪の明日は裸虫の洗濯」の使い方

「雪の明日は裸虫の洗濯」の使い方を例文で見てみましょう。

こと子
こと子

週末になると天気が悪くなるから、洗濯物が溜まって困っているよ

週末にまとめて洗濯するの?

こと子
こと子

うん、一人分だからそれで何とかなるんだけど。
2週続けて週末に雨だから、さすがに着替えが乏しくなってきたよ。

それは困ったね。
でも大丈夫だよ。明日は雪の予報だから。

こと子
こと子

え?雪?
それじゃ洗濯できないじゃん。

そんなことないよ。
「雪の明日は裸虫の洗濯」ってことわざがあるの知らない?

こと子
こと子

聞いたことない。

雪が降った翌日は晴れて暖かく感じるから、着替えがなくても洗濯できるよって意味なんだよ。

こと子
こと子

へえ~。
そうなのか。
じゃあ、張り切って洗濯しよっと!

このような使い方ができますね。

まとめ

「雪の明日は裸虫の洗濯」ということわざが、気象データとして根拠があるのかどうか、ちょっと知りたくなりました。

もしも根拠のないことだったとしても、そう感じる人が多かった理由があるはずですね。

知りたい方は、ぜひ調べてみてはいかがでしょう。