お豆腐は好きですか?
私は大好きです。
ヘルシーだし、調理の仕方も幅広いので、色んな味わいで食べられます。
女性にはとくに嬉しい食材ではないでしょうか。
ところで、豆腐には皮なんてありましたっけ?
「豆腐の皮を剥く」ということわざがあるのですが、どんな意味があるのでしょう。
詳しく調べてみましたので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
「豆腐の皮を剥く」とはどんな意味?
「豆腐の皮を剥く」ということわざは、
ぜいたく三昧にすっかり慣れてしまったものが、さらにぜいたくをしようとする。
ということを伝えるための例えです。
実際には、豆腐には皮なんてありませんから、豆腐の皮を剥くなんてことは、まったく意味のないことです。
ですが、贅沢する生活が当たり前になってしまうと、皮のない豆腐まで、皮を剥いてしまおうとする様子を表現したことわざです。
「豆腐の皮を剥く」とよく似たことわざ
贅沢な暮らしをしていると、何か贅沢なのか感覚が麻痺してしまってわからなくなるのでしょうか。
同じ意味のことわざに「栄華の上の餅の皮を剥く」というのもあります。
餅も豆腐と同じく皮はありませんから、勿体ないですよね。
ちなみに、お正月に年神さまにお供えする鏡餅は、乾いてカチカチになり、表面に青カビが生えてしまうことがあります。
そういう餅は、水に浸けて表面をふやかしてから、皮を剥くようにカビを削ぎ落して食べたりするものです。
「栄華の上の餅の皮を剥く」とは、まったく意味が違いますね。
「豆腐の皮を剥く」の使い方
「豆腐の皮を剥く」ということわざの使い方を例文を用いてご紹介します。
A子「このメロン、いただきモノなんだけど、よかったら持って帰る?」
B子「え?美味しそうなメロン。食べないの?」
A子「うん、うちでは千疋屋で買ったメロンした食べないから。もし要らないなら無理は言わないけど。」
B子「ジュースにするとかしてもダメ?」
A子「うん、うちでは誰も食べないの。」
B子「じゃあ、遠慮なくいただきます。」
このやり取りを家に帰って家族に報告。
というわけでいただいたメロンなのよ。
へえ、なんか鼻につく金持ちっぷりだな。
あ~ゆ~人のことを「豆腐の皮を剥く」って言うんだろうね。
たしかに鼻につくけど、あそこまでハッキリ言われるとかえって貰いやすかったわ。
このように、お金持ちの贅沢がちょっとイラっとするような時などに、皮肉な表現として「豆腐の皮を剥く」ということわざが使えます。
お金持ちが自ら使うことわざではありませんね。
まとめ
「豆腐の皮を剥く」ということわざのように、贅沢がエスカレートしてしまうと怖いですね。
どんなにおお金持ちになれたとしても、そういう人にはならないように気をつけたいと思います。
そんな心配は、きっと不要だと思いますが(^-^;