青菜とは、ほうれん草や小松菜などの葉野菜のことです。
「青菜は男に見せな」とは、ほうれん草や小松菜などの野菜を見せないようにしなさいという注意事項なのでしょうか。
「青菜は男に見せな」ということわざの意味や使い方などをご紹介します。
「青菜は男に見せな」とは
「青菜は男に見せな」とは、
茹でる前の状態の青菜は男には見せないほうがよい。
ということわざです。
なぜこんなことわざが生まれたのでしょうか。
そもそも、このことわざの背景には、料理のことは全く知識のない男の人の存在があります。
炊事の経験のない男性は、青菜を茹でるとしんなりして量が減ったように見えることを知りません。
ほうれん草や小松菜、半分以下どころか、もっと少なくなったようにしんなりします。
もしもそうなることを知らない男の人が茹でる前の青菜を見ていたとすれば、「あんなに沢山あったのに、なぜ食卓にはこんなにちょっとしか出さないんだ!」と怒り出すかも知れません。
怒らないとしても、「隠している」と疑うかも知れません。
だから「青菜は男に見せな」ということわざが生まれたわけです。
「青菜は男に見せな」が伝えること
「青菜は男に見せな」とは、そのままでも使えますが、このことわざが伝えているのは、もっと広い意味です。
本質を知らない人、実態を知らない人に見せてしまうと、疑われたりするので、できるだけ見せないようにした方がよいという意味です。
「青菜は男に見せな」の使い方
「青菜は男に見せな」がどんな場面で使えるのか、例文でご紹介します。
「青菜は男に見せな」の例文①
おい、うちの通帳見せてくれよ。
どうしたの?急に通帳見たいなんて。
そろそろ定年後のことも考えたいからな。
ふ~ん、はいこれ。
なあ、どうして残高がこんなに少ないんだ?
どうしてって、それだけ出てくお金があるからよ。
おかしくないか?住宅ローンも終わったのに残高が増えないなんて。
あのね、ローンが終わるころになると、色々とメンテナンスが必要になるものなの。家電も次々に壊れからそのための貯金もしてるのよ。
残高がこんなに少ないなんて、ちょっと不安になるだろ。
別に私が無駄使いしているわけじゃないでしょ。光熱費とか色々と出ていくお金のことはあなたは全然気にしてなかったくせに。急にそんなこと言い出すなら、家計簿見る?
いや、見てもわからん。
だったら任せといてよ。
「青菜は男に見せな」と言うでしょ。家計の細かいことは、あなたに話しても聞いないんだから。
「青菜は男に見せな」の例文②
僕の部屋にあった本を古本屋に持って行ったんだよね?
うん、重かったから家まで取りに来てくれる業者を見つけたから助かった。
で、いくらになったの?
3000円。
は?うそでしょ。あんなに沢山あったのに。ほんとのこと言ってよ。
ホントだよ、明細書見る?
ふむ・・・。安く買い叩かれた感じがする。
知らないからだよ。古本は値段がつかないこともあるんだよ。
こういう時に「青菜は男に見せな」ってことわざを使うんだね。
まとめ
何も知らないのに、急に細かいことを言い出すような男性に対して使うことわざですが、本質を知らないくせに重箱の隅をつつくようなことを言い出す人に対して使うことわざでしょうね。
ドキッとする人多いのでは?