【去り後へは往くとも死に跡へは行くな】とはどんな意味のことわざ?

ことわざ・慣用句

「去り後へは往くとも死に跡へは行くな」ということわざをご存知でしょうか。

普通に使われることわざではないため、知らない人の方が多いでしょうから、意味を知らなくても別に恥ずかしいことではありませんよ。

でも、知っているとちょっと自慢できるかも知れないので、せっかくですから意味を解説します。

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「去り後へは往くとも死に跡へは行くな」とは

「去り後へは往くとも死に跡へは行くな」とは、

先妻と離婚した人の後妻になるのはいいが、死別した人のところへ後妻に入るのはやめたほうが良い

という意味です。

なぜ?と思うでしょう。

離婚するのは何か夫婦関係に亀裂が入る原因があったからです。

もしかしたら、すごく悪い男なのかも知れません。

それに比べて死別の場合は、別れたかったわけじゃないから、余計な心配もしなくても済みそうな気がしますよね。

ですが、そうではないのです。

後妻に入るなら生き別れの方がおすすめ?

「去り後へは往くとも死に跡へは行くな」は、後妻に行くなら生き別れ(離婚)の方がおすすめだという意味があります。

その理由は、生き別れは相手のことを憎んだり、嫌いになるような夫婦間の争いが少なからずあるからです。

どんなに円満離婚と言っても、ほんとに円満であれば別れる必要はありませんよね。

つまり、生き別れは、先妻に対して憎しみのような気持ちを持っていることが多いので、先妻とのことで嫉妬することもありません。

先妻が悪妻であればあるほど、後妻が普通の奥さんでも「良い妻」と思われるので、後妻に入るなら泥沼の夫婦関係で別れた人がおすすめなのです。

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後妻の悩みは死別の方が重い

先妻と死に別れた人の後妻になるのは、何かにつけて先妻と比較されるかも知れません。

生きていれば、夫婦喧嘩もしただろうし、ムカつくことだってあったのでしょうが、亡くなってしまった人には良い思い出ばかりが残ります。

別れたくて別れたわけじゃなく、病気や不慮の事故などで妻に死なれてしまった人の後妻は何かにつけて比べられます。

生きている相手であれば、これからの努力で勝てるとしても、亡くなってしまった人とでは勝負になりません。

そういう意味で、後妻に入るのなら、死別した人ではなく、生き別れ(離婚)した人の方が後妻の悩みは少ないということを教えていることわざなんですね。

まとめ

いまどきは、バツイチの人が世の中に溢れています。
後妻を迎えて再婚する男性も多いでしょうが、妻と死別した男性は、やはり再婚には慎重になるようです。

結婚歴のある人との結婚を考える時は、「去り後へは往くとも死に跡へは行くな」ということわざを思い出して慎重に考えた方が良いかも知れませんね。