「勝った自慢が負けての後悔」ということわざには、どんな意味があるのかご存知でしょうか。

勝った時は自慢するけど、負けた時は後悔する。
そのままの意味でしょ。

そのままだったらことわざになるかなぁ

何か深い意味があるんだろうか。
知っておくと、自分自身に言い聞かせる機会があるかも知れません。
「勝った自慢は負けての後悔」とは
「勝った自慢は負けての後悔」とは、
勝った時には調子に乗って自慢ばかりし過ぎてしまうと、その後にもしも負けてしまった時に人一倍恥ずかしい思いをすることになる。
という意味があります。
思い当たることありませんか?
勝負はいつでも勝ち負けが明白になりますが、勝ち続けるのは難しいことです。
勝った時につい嬉しくて調子に乗り過ぎて自慢してしまうと、次に負けた時に「あんなに自慢していたのにね」と周囲から冷たい視線を浴びせられることになります。
例えば、
B君「相手にならないよね」
こんなことを、負けたチームにわざと聞こえるように話していた二人。
後日の試合でボロ負けしてしまったら、すごく恥ずかしいですよね。
だから、勝負に勝った時でも、調子に乗り過ぎてはいけないというう教えの意味がこのことわざにはあるのです。
「勝った自慢は負けての後悔」に似た意味のことわざ
「勝った自慢は負けての後悔」は、勝ったとしても調子に乗り過ぎてはいけないということを教えていることわざです。
同じ意味ではありませんが、似ていることわざとして「勝って兜の緒を締めよ」があります。
「勝って兜の緒を締めよ」とは
物事が自分の思い通りに進んでいても、気を許して油断してしまうと思いもよらぬ事態になってしまうかも知れない。
だから調子が良い時ほど、用心して気を引き締めなければいけない。
という意味があります。
鎧兜を着けて戦う時代じゃありませんが、戦国武将たちは、勝負に勝った後でも油断禁物と肝に銘じてきたのでしょうね。
人は調子に乗りやすい
「勝った自慢は負けての後悔」と「勝って兜の緒を締めよ」は、まったく同じ意味ではありません。
ですが、人間は調子に乗りやすい生き物だから、調子が良いときでも、足元をすくわれないように気をつけないといけないという戒めの意味では、どちらも共通していると思います。
とくに「勝った自慢は負けての後悔」は自分自身が恥をかかないためにも、頭に入れておきたいことわざの一つではないでしょうか。
負けっぷりについてのことわざはこちらにもい。
まとめ
「勝った自慢は負けての後悔」は、スポーツや勉強、仕事などで人と競い合うことが多い人は、おぼえておくと良いですね。
勝った後に負けることもあるのですから、調子に乗らないように気をつけましょう。