【悪女の深情け】とはどんな意味のことわざなの?

ことわざ・慣用句

悪女の深情けということわざを聞いて、どんな意味かわかる人はどのくらいいるでしょうか。

そもそも悪女の意味が今と昔では違います。

悪い女と書いて悪女なのに、今はちょっと違う意味になっています。

悪女の深情けということわざの意味について調べてみました。

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悪女とは

悪女とは、もともとは醜い女という意味です。
姿カタチが醜い女という意味で悪女と言っていたのです。

しかし今は悪女の意味は変化しています。

今の悪女は色気で男の人を惑わせてしまう女性のこととして使われています。

例えばドラマの中で登場する悪女は、容姿はとても美人です。
女性の前と男性の前では全く違う顔を見せるような二面性のある女性で、周りを翻弄させるような人を悪女と言っています。

ドラマの中で悪女を演じた女優さんは、悪女キャラが定着してしまうと、私生活でも誤解されるとか言いますよね。

それに、芸能スキャンダルで色んな男性と熱愛しているような女性芸能人に対しても悪女と言うことがあります。

もともとは醜い女という意味だったのに、随分と変化したものです。

悪女の深情けの意味とは

悪女の深情けとは、もともとの悪女の意味(醜い女)から生まれたことわざです。

悪女の深情けの意味は、容姿が醜いほど情が深いということです。

これで勘違いしてしまうのが、ブスほど性格が良くてやさしいという意味だと思ってしまうことです。

美人は冷たいけどブスはやさしいとか言いますから、容姿が悪いけど情け深い女性だという意味だと勘違いしてしまいそうです。

ですが、悪女の深情けの意味は、醜い女は愛情が深いからとても嫉妬心が強くて困るということだったのです。

何とも手厳しいというか、容姿で女性の性格を判断するひどいことわざだと思います。

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悪女の深情けの深い意味とは

悪女の深情けの意味は、男女間の愛情問題に限ったことではなく、「ありがた迷惑」という意味で使われます。

自分のことを好きになってくれるのはありがたいけど、醜い女に好かれて、ヤキモチ妬かれてもありがた迷惑なんだ・・。

ということで、ありがた迷惑なことを「悪女の深情け」というようになったのです。

まとめ

悪女の深情けということわざは、女性の外見のことを引き合いに出しているので、女性の立場としてはムカッとしてしまうことわざです。

あまり使われなくなっているのは、女性の立場が向上しているからなのかも知れませんね。