【危ないことは怪我のうち】とはどんな意味?どんな使い方をするの?

ことわざ・慣用句

「危ないことは怪我のうち」ということわざの意味を知らなくても、何となくわかりますよね。

でも、このことわざの意味を知ると、色々な疑問が湧いてきます。

「いったい、どうすればいいんだ!」と頭を抱えてしまいそうになるほどです。

「危ないことは怪我のうち」ということわざの意味から使い方をご紹介しながら、疑問について考えてみました。

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「危ないことは怪我のうち」とは

「危ないことは怪我のうち」とは、

危険なことには怪我がつきものだ。だから、最初から危ないものや危険なことには近寄らない方が間違いない。

という意味のことわざです。

例えば、子供同士で遊んでいると、危ないことを面白がってわざとやってみようとする怖いもの知らずの子っていますよね。

一緒に遊んでいる子供の中には、危ないことはしたくないのに・・って内心思っていてもそれが言えなくて、結局は怪我をしてしまいます。

子供は怪我をした経緯を親に説明すると、子供にこう言って聞かせるのです。

「危ないと思ったら、こっそり帰ってきなさい。強がって痛い目にあうのは自分なんだから」と。

そんな時に使えるのが「危ないことは怪我のうち」ということわざなんですね。

「危ないことは怪我のうち」と同じ意味の言葉

「危ないことは怪我のうち」と同じ意味には、「君子危うきに近寄らず」ということわざがあります。

この意味は、

徳の高い立派な人は、自分の行動を慎み、危険なところには近づかないもの。

ということです。
「危ないことは怪我のうち」よりも、立派な人をお手本にして見習うように教えているという点は違いますが、伝えようとしていることは同じ意味です。

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「危ないことは怪我のうち」と正反対のことわざ

「危ないことは怪我のうち」とか「君子危うきに近寄らず」など、危険なことには近寄らない方が賢いという教えがあるのに、正反対のことを伝えていることわざも多数あります。

「危ないところに登らねば熟柿は食えぬ」は、危険を覚悟して挑戦しなければ、利益は得られないという意味です。

「危ない橋も一度は渡れ」は、いつも危険を避けて、安全な道ばかりを選んでいては成功できない。
一度くらいは危険を覚悟して挑戦しなければ成功しない。

このように、危険なことも承知の上で挑戦するように背中を押すことわざもあるのです。

危ないことは避けた方が良いけど、勝負しなければいけない時には、危険なことも思い切って冒険しなければいけないということなのでしょう。

まとめ

「危ないことは怪我のうち」ということわざは、着実に安全な人生を送る人には当たり前のことなのかも知れません。

ですが、危ないことも覚悟して挑戦しないといけない時も人生にはあるので、正反対のことわざも沢山生まれたのでしょうね。

でも、安全な道を選ぶ方が間違いないと思うのは、私だけでしょうか。