「聞くは気の毒、見るは目の毒」ということわざを知っていますか?
このことわざの意味を知ると、「そういうことあるよね」と思わずうなずきたくなってしまいます。
人の気持ちを察するためにも、「聞くは気の毒、見るは目の毒」の意味を知っておくと良いですよ。
それでは、「聞くは気の毒、見るは目の毒」の意味や使い方をご紹介します。
「聞くは気の毒、見るは目の毒」とは
「聞くは気の毒、見るは目の毒」とは
知らずにいればすむことなのに、なまじ聞いたり、見たりして知ってしまうことで、迷いが生じてしまう。
という意味のことわざです。
そういうことってありませんか?
知らなければモヤモヤすることもなかったのに、お節介に耳に入れる人がいて、気持ちが沈んでしまったりすること。
そういう意味で使われることわざです。
「聞くは気の毒、見るは目の毒」の使い方
「聞くは気の毒、見るは目の毒」をどんな場面で使うのか、例文を使ってご説明します。
このセーター、ずっと欲しかったんだけど、セールになってたから思い切って買っちゃったの!
へえ、もしかしてそれって○○ブランドの?
うん。そうだよ。
そのブランドのアウトレットショップがあるの知ってる?最大70%OFFになってるらしいよ。ちなみにそのセールで何パーセント引きで買ったの?
30%だけど・・・。
そうなんだ、言わなきゃよかったね。
ううん、欲しかったからいいの。それにアウトレットショップにあるかどうかわからないしさ。
うん、うん。そうだよ。人気のアイテムは無い可能性が高いし。
でも、もしも70%引きになってたらショックかも。
ごめんね。「聞くは気の毒、見るは目の毒」って感じだよね。
このような場面に使います。
もっとシンプルに「聞けば聞き損」ということわざもあります。
聞いてしまったために、損した気分になるという意味なので、まさに例文の会話に当てはまりますね。
そう言えば、買い物した後に、同じものを他の店で見かけると、つい値札をチェックしてしまうことがあります。
もしも自分が買った値段よりも高ければ「やった♪」と得した気分になりますが、もっと安ければ損した気持ちになります。
知らなければ済むことなのに、気になってしまうのですよね。
似た意味のことわざ
「聞くは気の毒、見るは目の毒」と似ていることわざがあります。
【聞けば聞き腹】ということわざです。
この「聞けば聞き腹」の意味は、
聞かなければ知らないで済むことを、なまじ聞いてしまったために腹を立ててしまう。
という意味があります。
まとめ
「聞くは気の毒、見るは目の毒」ということわざの意味を知ると、余計なことを人に言わないように気をつけたいと思います。
そして、余計なことを知りたがらないようにしないと、自分が損した気分になるので気をつけたいですね。