言いたいことがあるなら、この場でハッキリ言ってよ!
人間関係でもめている時とか、よくこんなこと言いますよね。
何か不満がありそうなのに、それを伝えずに、何となく態度で表しているような人には、つい言いたくなります。
夫婦喧嘩とかでも、よく飛び交うんじゃない?
でも、言いたいことは明日言えっていうのはどんな意味なんだろう。
言いたいことは、今その場で言えば済むのに、明日に先延ばしすれば、余計に関係が悪化するかも知れません。
それなのにあえて「明日言え」というからには、意味があるはずです。
調べてみましたので、ご説明します。
言いたいことは明日言えとはどんな意味?
言いたいことは明日言えとは、
「何か言いたいことがあったとしても、その場ではすぐに口に出さず、1日じっくり考えなさい。」
という意味です。
言いたいことは明日言えが伝えたいこととは?
言いたいことは明日言えとは、感情的になっている人に向かって使います。
誰かに腹を立てていると、カッとして、相手を傷つける言葉を放ってしまうことがあります。
夫婦喧嘩でも、感情的になって言い合うと、思ってもいない言葉まで相手にぶつけてしまい、売り言葉に買い言葉でエスカレートしてしまうこともあるでしょう。
ほんの些細なことでも、感情的になって言ってしまったことが原因で、最悪破局するなんてこともないとは言えません。
夫婦喧嘩だけじゃありません。
例えば有名人や政治家などが、記者に囲まれて質問に答える時などにも当てはまります。
記者は、相手の神経を逆なでするような言葉をわざと言って、本音を引き出そうとします。
神経にさわるようなことを言われて、カッとなって口にしてしまったことを報道されてしまうと、つい言ってしまったことが失言になる恐れもあります。
感情的になった状態で口に出す言葉は、誰かを傷つける恐れもあるし、自分自身の立場も悪くしてしまうかも知れないのです。
だからこそ、腹を立てている時には、グッと言葉をのみ込んで、一晩かけて冷静になった方が良いということを伝えているわけですね。
言いたいことは明日言えによく似た言葉
言いたいことは明日言えと同じ意味のことわざは他にもあります。
「腹の立つことは明日言え」
これは言いたいことは明日言えよりも、意味が伝わりやすいですね。
「月日変われば気も変わる」
これはカッとなる感情も、時間が経てばおさまるという意味です。
一晩寝てしまえば、腹の虫もおさまるというわけです。
まとめ
言いたいことは明日言えとは、アンガーコントロールにもつながることわざです。
腹が立った時に、6秒間カウントすると、カッとなった感情が少し穏やかになると言われています。
感情的になって暴言を吐いても、良い結果になることはほとんどないので、クールダウンの言葉として、おぼえておくと良いですね。