土仏の水遊びということわざをご存知でしょうか。
仏様が入っているということは、何となくですが、良い意味のことわざのように思っていた私・・。
でも意味は知りませんでした。
土仏の水遊びということわざの意味と、正しい使い方を調べています。
土仏の水遊びの意味とは
土仏の水遊びということわざの意味を調べてみると、私が思っていたのとは全然違う意味だとわかりました。
土仏は、土で作られているので、水に入ると崩れてしまいます。
それなのに、土仏が水遊びするわけです。
ということは、自分から自分を滅ぼしてしまうような災難を招いているという意味なんです。
土仏の水遊びの正しい使い方
土仏の水遊びの意味が分かったとしても、どんな時に使うのか今ひとつピンときませんでした。
でも考えていると、コレだ!ということが。
例えば、最近テレビでもよく見るのが、ネットに投稿されている様々な動画を集めた番組です。
人の注目を集めるために、いかにも危険なことに挑戦して失敗する様子を見ますよね。
「バカだなぁ~、絶対失敗すると思ってたよ」なんて見ている側は笑ってしまいます。
このように、誰が見ても危なくて、失敗すると思うようなことに挑戦して失敗することが、土仏の水遊びなんです。
無鉄砲なことをして失敗することが、土仏の水遊びと理解しておきましょう。
土仏の水遊びと似たことわざ
土仏の水遊びということわざと同じ意味で、似たことわざがありました。
「泥人形の水遊び」
「雪仏の水遊び」
「土仏の水なぶり」
意味もほとんど同じですね。
土仏も雪仏も泥人形も出てこなくて、無謀で無茶なことを意味することわざは、他にもあります。
例えば、「年寄りの冷や水」です。
年寄りが無理なことして危険を招くという意味のことわざです。
ただ、これは高齢者に対して使うので、世代限定です。
他には「虎の尾を踏む」ということわざも無謀で危険なことをする時に使います。
虎の尾を踏めば、虎に襲われる恐れが限りなく高いので、とても危険なことをする意味として使われることわざです。
でも、虎の尾を踏むのは、自ら進んで行動するとは限らないので、少し土仏の水遊びとは違う使われ方をするようです。
土仏が使われることわざ
土仏の水遊びということわざを調べていたら、違う意味の慣用句でも土仏が使われているのを見つけました。
土仏が夕立に逢ったような・・
このことばの意味は、水仏の水遊びとは違いました。
意味を調べてみると、土仏が夕立に逢ってしまうと、崩れてしまい、情けない姿になってしまいます。
見るからにみすぼらしくて、しょんぼりとした様子のことを例えて、土仏が夕立に逢ったよう・・というのです。
まとめ
土仏の水遊びって、土で作った仏様が水遊びをして微笑ましい・・・という意味ではありませんでした(^-^;
知らないことわざが多すぎて、気が遠くなりそう~
参考にしていただけると嬉しいです。