桜餅の葉っぱって何?食べてもいいの?栄養があるのか知りたい!

風習の疑問

桜餅と言えば、春を感じさせてくれる伝統的な和菓子ですよね。
関東と関西では、桜餅と言ってもまったく別モノなので、「どっちの桜餅?」と思われるかも知れませんね。

和菓子の起源と言われる道明寺粉を使ったのが関西の桜餅です。
関東は小麦粉の生地に餡子を包んでいるので、クレープみたいな感じですね。
関東の桜餅は長命寺というそうです。

形は違っても、桜の葉が巻いてあるのは関東の桜餅も同じです。

では、この桜餅に巻いてある葉がどんな意味があって巻いてあるのかご存知でしょうか。

ここでは、桜餅の葉について解説します。

スポンサーリンク

桜餅の葉っぱは食べられる?もう悩まない正式なマナーはコレだ!

桜餅を巻いている葉は、桜の葉を塩漬けにしたものです。
この葉ですが、日本全国で見かけるソメイヨシノの桜の葉を使っているわけではありません。

現在は、ほぼ全国的に桜餅に巻く葉はオオシマザクラという種類の葉を使っています。

オオシマザクラの葉は、薄くて柔らかく、表面の毛が少ないので食べやすいので選ばれているのですよ。

ということは、桜餅の葉は食べるのが正解です。

桜の葉を塩で漬けたものを巻くことで、防腐の役割もしますが、桜の独特の香りも楽しめます。

さらに、塩味が桜餅の甘さを引きたてるので、一緒に食べるほうがより一層美味しくなるのですよ。

桜餅の葉っぱを食べる?食べない?少数派はどっち?食べる割合を調査

桜餅の葉はそのまま食べるものですが、関東の桜餅は剥がして食べる人は半数くらいです。

関西では、8割の人が葉っぱも一緒に食べているので、トータルで考えれば「食べない派」のほうが少数派という結果になります。

関東で葉っぱを剥がして食べる人が多いのは、端午の節句の時に食べる柏餅とごちゃ混ぜになっているからではないでしょうか。

端午の節句に食べる柏餅は、江戸時代に江戸で生まれたお菓子です。
関西ではちまきを食べていましたから、柏餅でも関西と関東では文化の違いがあったわけですね。

スポンサーリンク

桜餅の葉っぱにはどんな栄養があるのか?効能についても知りたい!

桜餅に巻いてある葉は、他の食べ物に使われるわけでもないので、桜餅以外で食べる機会はありません。

大量に桜餅を食べるわけでもなければ、葉に含まれる成分で健康に影響を与えることはないでしょう。

でも、口に入れるものですから、念のため含まれる成分をチェックしておきます。

桜餅の葉の特有の香りは、クマリンという成分によるものです。
このクマリンという成分は、天然のカロテノイドの一種です。

抗酸化作用があるので、活性酸素による老化対策に役に立ちます。

他にも、血液をサラサラにする働き、抗菌作用、ホルモンバランスを整える働きなど、健康に嬉しいことが色々あります。

ただ、クマリンを大量に摂ると、肝機能に影響する恐れがあるので、摂り過ぎには注意です。

でも、桜餅に巻いてある葉を食べたくらいでは、全く影響はないので心配ありませんよ。

まとめ

桜餅の葉は、美味しさをアップさせるためにもなるので、今まで食べていなかった人は、ぜひ一度味わってみてください。

今までよりも、桜餅が美味しく感じられるかも知れませんよ。