口から出れば世間ということわざの意味を知っていますか?

ことわざ・慣用句

口から出れば世間。

このことわざの意味をサッと答えられる人は、どのくらいでしょうね。

難しい言葉を使っているわけじゃないので、深く考え過ぎなければ、意味は理解できるはずです。

というわけで、口から出れば世間について解説しましょう。

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口から出れば世間の意味とは

口から出れば世間の意味として、正しいのはどれでしょう。

以下の3つの中から選んでください。

① 世の中に広めたいことは口に出すべき
② 口に出したことは世の中との約束
③ 口に出してしまえば秘密にならない

さて、この3つのうち、どれが正解でしょう。

ことだま
ことだま

①じゃないかなぁ。何となく前向きでいい言葉だと思う。

 

私は②だと思うよ。口に出したことは実行しないといけないでしょ。

じゃあ、③はないってことなのね。

なるほど。

じつは正解は③なんですよ。

ことだま
ことだま

えええええ

 

そんな気がした

 

ならそう言いなさいよ

では、口から出れば世間ということわざの意味から、どんなことを伝えたいのか説明しましょう。

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口から出れば世間が示していること

口から出れば世間とは、一度口に出してしまえば、どんなに秘密を守っていたことでも、世間に広めるのと同じこと。
だから、秘密を守りたければ、口を慎みなさい!という戒めの意味なんですね。

たしかに、「絶対に秘密にしてよね」と念を押されたことでも、その人も同じように誰かに念押しされて伝えられた秘密だから、その時点でもう秘密の約束は守られていないわけです。

本当に秘密にしたければ、自分の胸の中だけにしまっておかなければダメなんですよね。

口から出れば世間、もしくは口より出せば世間とは、いかに人が秘密を守れない生き物なのか・・という深い意味も込められているような気がします。

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口から出れば世間と似たことわざ

口から出れば世間ということわざが伝えたいことは、「口を慎みなさい」ということです。

ですが、秘密を誰かに打ち明けてしまえば、それがたった一人でも、すでに世の中に知れ渡ったのと同じという意味でもあります。

これによく似たことわざが「人の口には戸は立てらぬ」ですね。

どんなに「絶対に言わないで」と約束して「言うわけないよ、二人だけの秘密だから」と固く手を合わせたとしても、簡単にしゃべってしまう人がほとんどですから。

まとめ

口から出れば世間とは、上手いこと言ったものですよね。
誰しも、一度くらいは秘密をバラされた経験があると思います。
そして、同じように自分も人の秘密をしゃべってしまったこともあると思います。

あなたもありませんか?

私は自分が口の堅い人間だと思っていないので、秘密はできるだけ聞かないようにしています。
知らなければ、しゃべりませんからね(⌒∇⌒)