2018年は観測史上の高温記録が各地で塗り替えられているほどの猛暑でした。
令和元年の2019年は、5月から真夏のような暑さなので、早くも夏バテムードです。
2018年は東京都内で初の40度超えとか、高温になることで有名な埼玉県の熊谷市では41度を超えてました。
我が家のお風呂の温度設定は40度ですから、お風呂よりも温度の高い気温というわけです。
2019年の5月は、なんと北海道で38度を記録していますから、もう地球の余命は短いのかも知れません。
そんな猛暑ですから、テレビをつければ熱中症対策のことばかり。
夏バテの原因を理解して、夏バテ予防の情報が溢れています。
夏バテって熱中症の一歩手前の症状なんですって。
気をつけたいですよね。
ところで、夏バテって言いますが、そもそもバテるってどんな意味があり、何が由来になっているのでしょう。
今年も猛暑の夏の予感です。
夏バテ関連の日本語としてバテるという言葉の意味について調べてみました。
バテるの語源とは
夏バテとは、夏の暑さに身体が変調を起こして、食欲がなくなったり、疲れやすくなってしまうことです。
この頃の異常な気象状況になるずっと前から日本には夏バテという言葉がありました。
昔の夏は今ほど高温にはならなかったとはいえ、湿度の高い日本特有の気候があるので、エアコンなどが普及していない頃は夏バテしてしまうことが多かったのでしょう。
では、バテるという言葉ですが、語源として伝わっている有力説は2つあります。
1つは競馬業界の用語です。
馬が疲れてしまって上手く歩くこともできないほど足がバタバタもつれることから、調教師などが「馬がバテている」と言うようになったという説です。
もう1つはひどく疲れてもう動くこともできないような状態を表現する時の「疲れ果てる」の「果てる」からバテるとなったという説です。
どちらもそれらしい説ですが、馬が疲れ果てるを混ぜ合わせて短縮するとバテるになるので、どちらも有力な説ですね。
夏バテの正体は?
バテるという言葉の語源の有力説をご紹介したところで、夏バテの正体についても少し触れておきましょう。
夏バテになると、身体がだるくなって食欲が落ちるとか、病気というほどじゃないけど、夏の暑さに身体が疲れてしまいます。
じつはこの夏バテの正体は、自律神経がバランスを崩してしまうことが原因です。
自律神経には、体温を調節する機能があります。
自律神経には血液の流れを促進し、発汗を促して体温を下げようとする交感神経と、身体の機能を緩やかに抑えてリラックスさせようとする副交感神経があります。
夜になると眠る準備を始めるために、体温が徐々に落ちてきて副交感神経が優位になって睡眠に誘われます。
ところが、夜になっても気温が高いと体温を下げようとして交感神経が活発なまま眠らないといけないので、睡眠の質が低下してしまいます。
それが蓄積されると自律神経の働きが乱れて内臓の動きまで影響を受けて食欲が低下したりするのです。
夏バテを防ぐためには、夜はできるだけ涼しくしてしっかり眠れるようにするのがポイントです。
まとめ
どんなに体力に自信のある人でも、さすがに地球規模の異常な高温は命の危険を感じますね。
エアコンがないと生きていけない環境になってきました。
夏バテからバテるという言葉の由来を調べてみましたが、バテないように気をつけましょうね。