仲人口は半分に聞けとはどんな意味のことわざ?正しい使い方とは!

ことわざ・慣用句

仲人とは、縁談をまとめる人のことですが、今は仲人の役割も変わってきたようです。

今は仲人の役割をするのが結婚相談所や婚活サイトで、お見合い写真を持って縁談の話をすすめるような仲人は貴重な存在なのでしょう。

結婚相談所や婚活サイトを通じて、集団でお見合いするパーティーとか、見知らぬ男女が様々なコンセプトで出会い街コンとか、結婚相手と知り合う方法は幅広くなっていますが、昔ながらの仲人が活躍する縁談の方が安心できると考える人もいるそうです。

仲人口は半分に聞けということわざは、少しお節介過ぎるくらいの世話好きの人が仲人することが多かった時代に生まれたことわざです。

どんな意味なのか、今の世の中で使う場面はあるのか考えてみましょう。

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仲人口は半分に聞けとは

仲人口は半分に聞けというのは、仲人はできるだけ縁談をまとめたい気持ちが強いので、それぞれの長所ばかりを強調して伝えようとするため、それを信じてしまうと実際にはがっかりすることもあるから、話は半分くらい大げさに言っていることだと思った方が良いということを教えているのです。

昔から仲人を頼まれる人のところには、「どこかに良い人はいないかしら?」と年頃の男女のことが集まってきます。

その中から相性の良いカップルをチョイスして、良い夫婦として結びつけることが仲人の腕の見せどころです。

知らない者同士が知り合い、相手に興味を持たせるためには、多少は誇張して伝えないと上手くいかないのでしょうね。

仲人口は半分に聞けを使う場面

仲人口は半分に聞けとは、そのまま仲人に対して使うことわざではありますが、その他にも人と人の間に立って話をまとめることにも使えます。

例えば商談の時に契約をまとめたい一心で良いことばかりをアピールする人などには、仲人口は半分に聞けということわざがぴったりではないでしょうか。

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仲人口は半分に聞けと似たことわざ

仲人口は半分に聞けということわざによく似たことわざは他にも色々見つかりました。

「仲人七嘘」
「仲人の嘘八百」
「仲人の空言」

いずれも仲人は縁談をまとめるためなら、少しくらいの嘘や誇張は当たり前だから、全てまともに信じてはダメだという意味です。

仲人がいなければ夫婦になれなかった人が山ほどいたはずなのに、仲人に対して厳し過ぎるようですが、とにかくどんどん縁談をまとめることばかりを優先している仲人も沢山いたのでしょうね。

まとめ

仲人口は半分に聞けなんて言われながらも、今のように結婚相談所や婚活サイトが当たり前の世の中になるまでは、仲人がいなければ出会えない相手と結婚できるのですから、世の中の役に立っていたことは間違いないと思います。

嘘ばかりではダメですが、少々の誇張くらいはしょうがないって感じですね。