三人というのは、人間の社会の最も小さい単位だと聞いたことがあります。
私も聞いたことある!三人から社会が始まるって。
たしかに二人よりも多数決で決めたりできるし、社会と言えばそうかもしれない。
子供も三人いると社会に出てからの人間関係で困ることが少ないとか。
ホントかどうかわかりませんが、三人という単位が人間社会の縮図として考えることを意味するようなことわざがいくつか見つかりました。
三人知れば世界中ということわざの意味を知ると、納得できるかも知れません。
三人知れば世界中とは?
三人知れば世界中とは、秘密にしているつもりでも、それを三人が知っていれば世界中に知られているようなものだという意味です。
人が「絶対に秘密にするから」という約束ほど信用できないことはなく、三人知っていればどこかで「絶対に言わないでね」と誰かに打ち明け、それをまたどこかで誰かに・・とあっという間に広がるから世界中に知られているようなものだという意味なんです。
たしかに人間は「秘密にしてね」と言われれば言われるほど、それを誰かに話したくなる生き物です。
ホントに秘密にしたいことは、自分以外の誰にも打ち明けないことが秘密を守る唯一の策だと教えているのでしょう。
秘密をこっそり誰かに話してしまったことがある人は、胸が痛くなるようなことわざの意味ですね(^-^;
三人知れば世界中と似た意味のことわざ
三人知れば世界中と同じような意味のことわざに、
「三人寄れば公界」があります。
三人寄れば公界の意味は、人が三人存在するところは、秘密の話をする場所ではなく公の場所になるから、秘密の話はできないという意味です。
三人知れば世界中と同じく、三人という人数はプライベートを守ることができない最小人数として考えられてきたのでしょう。
3人が社会と言われる理由
三人知れば世界中や三人寄れば公界など、3人という人数が社会として扱われるのは以前からあったようです。
3人いると民主主義の基本になる多数決ができます。
多数派の意見が優先されて、少数派は従うなどルールが作られるのです。
2人しかいないと、違う意見を持ってしまえばお互いに反発してしまい、分断してしまいます。
仲間外れにならないために、多数派に意見を合わせたりするので、3人から社会が作られると言われるのです。
社会に出た時に、三人社会の立ち回り方を兄弟姉妹など上手くできるようになっていると「世渡り上手」なんて言われることが多いのでしょう。
まとめ
三人知れば世界中ということわざの意味を知って、妙にうなずいてしまいました。
秘密は誰にも話さないようにしないとダメだってことですよね。