不甲斐ないという言葉はかぐや姫の物語から生まれたといいう説あり!

ことばの意味

期待外れな結果に終わった時に「不甲斐ない」と言いますよね。

がっかりした時に使う言葉で、不甲斐ないという字で書くこともありますし、腑甲斐ないと書くこともあります。

どちらも期待した結果にならない時に使う意味ですが、不甲斐ないという言葉があの有名なかぐや姫のお話から生まれた言葉だという説があります。

かぐや姫のお話は竹取物語という古いお話ですから、現代に広く使われる言葉を生んでいるとしても不思議なことではないですが、どの部分で「不甲斐ない」という言葉が出てくるのか調べてみました。

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かぐや姫のリクエスト

かぐや姫のお話は、あまりにも有名なので今さらあらすじは要らないと思うので、サラッと流します。

竹林で輝く竹の中から生まれた女の子を赤ちゃんが絶世の美女に成長していくと、地位の高い人たちがこぞって求婚します。

断り続けることも難しくなったので、かぐや姫は最後までなかなか諦めない5名に無理難題をリクエストします。

それぞれに手に入れることは命がけで困難なリクエストばかりですが、その中の中納言石上麻呂に伝えたのが「燕の子安貝」という貝です。

なぜ燕が貝を産むのか不可思議なお話ですが、子安貝と呼ばれて、安産のお守りとして、とても価値のある宝物でした。

燕がたまごを産むときに子安貝も出てくると思われていたとか・・。

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不甲斐ないの語源

かぐや姫を妻にしたい一心で、石上麻呂は燕の巣を探し、子安貝を手に入れようとします。

子を産む時を見計らって巣に手を伸ばしつかんだものには、貝はなくて燕の糞しかなかった・・という悲しい結果になります。

その時に石上麻呂が「貝がない」と言ったことが、期待外れな結果に終わることを「甲斐がない」というようになり、さらに語を強めたことで「不甲斐ない」と言われるようになったということです。

燕が貝を産むとか、燕の巣に貝があるとか、にわかには信じられないことですが、子供のために貝殻が必要だったのでしょうか。

子安貝は古代では貨幣として使われたこともあると言われているので、それが燕の巣にあればさらに宝物としての価値が高くなると考えられていたのでしょう。

そもそも生き甲斐とか、やり甲斐などは、何かしたことによって替わりに得られる気持ちが「甲斐」です。

不甲斐ないという言葉がまさか子安貝の貝だったとは驚きました。

この説がホントだとしたら、かぐや姫のお話にはもっと色んなことが秘められていそうです。

まとめ

かぐや姫を妻にしたくて頑張った男性陣の抵抗虚しく、かぐや姫は月に帰ってしまいます。

月からのお迎えを阻止しようと抵抗しても全く効果なく、まさに不甲斐ない結果に終わってしまったのですね。

切ないお話です。