人の空言は我が空言とはどんな意味?ネットを使う時は肝に銘じるべき?

ことわざ・慣用句
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人の空言は我が空言ということわざをご存知でしょうか。

あまり聞く機会のないことわざなので、意味を知らない人の方が多いと思います。

ですが、人の空言は我が空言の意味を知ると、現代にこそ、このことわざの意味を胸に刻み込まないといけないと思います。

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人の空言は我が空言とは

空言とはいわゆる「嘘」のことです。

人の空言は我が空言の意味は、例え人の言った嘘でも、それを真に受けてしまい他の人に話せば、自分が嘘つきになってしまうということです。

つまり、人の言ったことを何でも信じてしまい、受け売りで他の人に話すのは、無責任にデマを広げることになってしまいます。
人の話を何でもかんでも疑ってかかるのは良くないですが、「ホントに???」と思うような話でも、調べることもなく信じてしまうことの危うさを注意しているのです。

自分が信じてしまうだけならまだ被害者は自分だけですが、それを真に受けて人に話して聞かせれば、それはもう自分の言葉なので嘘の責任を負うことになります。

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人の空言は我が空言の恐ろしさ

人の空言は我が空言ということわざの意味を知った時、ネット上に溢れるデマ、いわゆるフェイクニュースのことがすぐに頭に浮かびました。

2011.03.11の東日本大震災の時にもデマが流れましたし、熊本大地震の時も許しがたいデマがネットに流れました。

twitterにネタのつもりで流したデマでも、あっという間に拡散されてしまいます。

熊本大地震の時に、動物園からライオンが逃げ出したというデマを流した人は、逮捕されるという結果になりました。

この時には、デマを流した元だけしか罪に問われることはなかったですが、デマかどうか確認することもせず、無責任にリツイートして拡散した人にも責任があるという世論が湧きました。

でも、そのデマのツイートを見てしまった時、自分なら冷静に事実を確認して、訂正するとか、通報するとかできたかな?と考えてみると、自信はありません。

誰でも簡単にデマを流して広めることができる時代です。
人に迷惑をかけたり、傷つけたりするような結果を招かないように、ネット上に溢れる情報は真実の見極めが大切ですね。

人の空言は我が空言ということわざが生まれた時代には、インターネットなんて存在していなかったはずです。

それでもやはり人はうわさやデマを真に受けてしまい、それがさも真実であるように人に話してしまうことが続いているのでしょう。

まとめ

人の空言は我が空言は、デマが人の人生を狂わせたりする恐ろしさがあることを肝に銘じるために、心に留めておきたいことわざになりました。

まずは確かめてみること。
これが大切ではないでしょうか。