虫と言えば昆虫のことです。
虫嫌いの私は虫のことを詳しく知りたいとは思いません。
でも昆虫じゃない虫については興味あります。
自分にも虫がいるはずなんですよね。
「虫の居所が悪いね」って言われたことありますし、「それは虫が良すぎるよ」なんて言われたこともあるのです。
この場合の虫は、好き嫌いに関係ないのですから。
虫の居所が悪い時、虫がどこにいるのか?なんて疑問を調べてみました。
虫の居所って?
機嫌が悪い時によく言う「虫の居所が悪い」というのは言葉では説明できないけど、なんとなく気分が悪いことです。
ちょっとしたことが気にさわったり、いつもはとくに気にさわらないことでもイラっとしたりすると「虫の居所が悪い」と表現されます。
虫がいいって?
自分の都合だけで身勝手にふるまう人に対して「虫がいい」とか「虫がよすぎる」なんて言いますね。
この虫も「虫の居所が悪い」と同じく、感情のことを虫に言い換えています。
「虫がいい」とは、自己中心的で身勝手な人に対して使う言葉です。
「虫の居所が悪い」と同じように、虫を自分の都合の良いところに置くようにわがままにふるまうということで同じ意味の虫なんですね。
虫の正体とは
虫の居所、虫が良過ぎるなどで登場する虫ですが、実際に体内に居るわけもなく、姿も見えません。
この虫は人間の感情に影響するものです。
自分でも理由がわからないけど、妙に怒りっぽくなるような時こそ「虫の居所が悪い」というのがぴったりです。
人間の感情は波があり、理由が説明できないけど機嫌が悪くなることもあるので、そのようなハッキリと原因がわからない時に虫のせいにできるので、ある意味では便利な虫です。
虫の知らせ
虫の知らせは、勘が働く時に使います。
人間には視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の他にも第六感と言われる感覚があります。
何となく、予感がしてしまうことを虫の知らせと言います。
虫が好かない
虫が好かないは、どこが嫌だとはっきりわからないけど、なんとなく気に入らないことを言います。
顔が嫌いとか、声が嫌いとか、人に対して自分の好みが合わないことが説明できないけど、なんとなく嫌い・・というのが虫が好かないと言います。
まとめ
虫を使った言葉は、説明しにくい感情に対して使うのですね。
たしかに言葉で伝えられない時には便利な虫たちです。
実際には存在しない虫のせいにして、微妙な感情を表現してきたわけですね。
虫にしてみれば迷惑なことですけど、便利なのでこれからも活躍してくれるでしょう。