【無精者の隣働き】の意味とは?どのような時に使うの?類語は?

「無精者の隣働き」という言葉を知っていますか?

無精者と言えば、ちょっとした仕事でもめんどくさがる人のことですよね。

無精ヒゲは、身なりを整えることもめんどくさがってヒゲが伸びている状態のことです。

そんなちょっとしたこともめんどくさがってしまう人のことを表した「無精者の隣働き」の意味や類語について見ていきましょう。

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「無精者の隣働き」とは

「無精者の隣働き」とは、

自分の家のことは何もしない怠け者が、隣の家の仕事となると、張り切って働くこと。

という意味です。

う~ん、意味を聞いただけでは、理解できません。

ですよね。

自分の家の仕事はしないのに、隣の家の仕事は精を出すと、どうなるのか想像してみましょう。

自分の家の仕事もろくにしない人は、怠け者で厄介な人として見られています。

そんな怠け者の無精者が、隣の家の仕事だけ頑張っても、隣の人も困りますよね。

そもそも、自分の家の仕事もしない無精者なのに、なぜ隣の家の仕事に精を出すのか、その目的を考えてみます。

・自分の家の仕事はつまらなく感じる
・人の家の仕事は目新しくて興味が湧く
・「働き者」と思われたい
・人の役に立っていると自己満足に浸りたい

想像してみると、このような目的が思い浮かびました。

本来やるべき自分の仕事は怠けているのに、人には良く思われたいというのが「無精者の隣働き」ではないかと思います。

「無精者の隣働き」の使い方

「無精者の隣働き」の使い方を例文で見てみましょう。

大変そうだね、手伝うよ

いえ、大丈夫です

遠慮しなくていいよ
困ったときはお互い様じゃないか

でも、先輩の担当の方が大変そうですから、ほんとに大丈夫です

わかったよ
困ったときは遠慮なく言うんだよ

こと子
こと子

まったく、無精者の隣働きよね、あの先輩

自分の仕事はサボってるのに、よく人の仕事を手伝うとか言えるよね

このように、自分のこともきちんとできないのに、余計なお世話をする人を批判するときに使います。

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「無精者の隣働き」の類語

「無精者の隣働き」に通じる言葉を探してみました。

たくらだ猫の隣歩き

「たくらだ猫の隣歩き」とは、自分の家にいるねずみも捕らずに、隣近所をウロウロ歩いている猫の様子を用いています。

自分の家のこともせずに、ウロウロと遊び歩いている愚かな人のことを指しています。

怠け者の節句働き

「怠け者の節句働き」とは、普段は怠けているくせに、世間の人が休んでいる時に限って忙しく働く人のことです。

皆が忙しく働いている時はずっと怠けていたくせに、人が休む時だけ張り切って働いて、目立とうとする人を揶揄する言葉です。

無精者の一時働き

いつもは無精で怠けているものが、急に思い立ったように働いても、長続きすることはないという意味です。

いつもは動かないくせに、急に張り切って何かを始めようとする人をあざける時に使います。

まとめ

「無精者の隣働き」とは、自分の世話もできないくせに、人にお節介をするような人のことを表しています。

自分のことは後回しにして、まず人の役に立ちたいと思って働く人のことではないので、使う場面は気を付けないといけませんね。