職業には色んな分野があるものです。
自分の職業を問われた時に、専業主婦とか製造業とか迷うことなく答えられる人がほとんどだと思います。
そこで疑問に感じたのが文化人という人たちのことです。
バラエティ番組、報道番組、ワイドショーなどの情報番組などで、芸能人でもないのによく出てくるのは文化人というジャンルの人たちです。
文化人ってじつにわかりにくいジャンルだと思います。
どんな人が文化人なのか、調べてみました。
文化人とは
文化人の定義とは何なのか、色々調べてみると、ざっくりとしたことしかわかりません。
大きな意味では、学問や芸術を仕事にしている人のことを文化人と呼ぶようです。
学問や芸術が職業と言われると、またさらに複雑です。
・作家
・画家などの創作をする芸術家
・デザイナー
・歌人や俳人
・漫画家
・囲碁や将棋などの棋士
このような職業の人のことを文化人と呼ぶそうです。
芸能人ではなく文化人?
文化人と呼ばれる職業を見ると、疑問が湧いてきます。
音楽に携わる人(歌手、演奏家、作曲家、作詞家)、映画監督、脚本化、演出家、俳優や声優なども文化的な職業のはずですよね。
なのになぜ文化人と呼ばれないのか不思議です。
これには、エンターテイメントの携わる人は芸能人として分けられるため、テレビ界では文化人と芸能人では分けているからなんですね。
例えば、予備校のコマーシャルで人気に火が付いた予備校講師の林修先生は、今では冠番組を持っている芸能人になりました。
それでも本業は予備校講師であり、執筆者でもあるので、テレビ界では文化人として扱われるのでしょう。
テレビ界の文化人と本来の意味は違う
テレビの世界では、芸能人と同じように必要な存在になっている文化人ですが、テレビ界で文化人枠というようなジャンルができたことで、文化的なことを仕事にしている人のことを文化人と呼ぶ定義が一般人の中にも定着してきました。
ですが、もともと文化人なんてジャンルを職業で分けるなんてことはなかったようです。
本来は、文化的なことを身に着けている人や、文化的なことに教養を深めている人のことを文化人と呼んでいたようです。
ということは、生業としての職業は製造業とか建築業の人でも、芸術に関する教養がとても深いとか、趣味の域を超えるような素晴らしい芸術的な作品を作れるようなら、職業にしていなくても文化人と呼んでもいいのでしょう。
まとめ
文化人がテレビ界で重宝されるのは、芸能人よりもギャラが安いからだと言われています。
ギャラが安くても面白い人もいるので、便利なのでしょうね。
作家の人などは、テレビで名前を売った方が本の売り上げもアップするでしょうね。
文化人は曖昧な定義ということで、ハッキリしませんが、明日から私も文化人と言っても問題ないのかも知れません。