日本は火山列島なので、山間に湖や川が沢山あります。
湖と言えば富士山の周りにある富士五湖や、日本一の大さを誇る琵琶湖など、有名な湖が沢山あります。
一方の沼はどうでしょう。
沼も湖と同様に山間部などに多くあります。
そこで疑問を持ったのは、沼と湖の違いです。
どうして湖と沼があるのでしょうか。
その違いを調べてみました。
湖と沼の違いとは
湖と沼の違いは、大きさや水の透明度などで区別すると勘違いされる方もいるようです。
私はなんとなく面積ではないかと思っていました。
でもそれは間違いで、湖と沼の違いは水深でした。
水深が5メートル以上あると湖となり、5メートル以下だと沼にわけられるのです。
日本一深い湖とは
水深が5メートル以上あると湖になることはわかりましたが、湖ってどのくらいの深さがあるものなのでしょう。
調べてみると、日本一深い湖は秋田県にある田沢湖だとわかりました。
なんとその水深は423.4メートルもあるんです。
驚くほど深いのですよね。
2位は北海道の支笏湖で360.1メートル、3位は青森県と秋田県をまたぐ十和田湖で326.8メートルでした。
でも、世界規模で見てみると、世界で一番深い湖はバイカル湖で、1,741メートルもあるんです。
規模が違い過ぎですね。
ちなみに、日本で一番大きな面積の湖である滋賀県の琵琶湖の面積は669.26平方キロメートル、最大水深は103.58メートルです。
沼はドロドロしている?
沼は水深が5メートル以下ということですが、何となく湖よりも沼は濁っていてドロドロとしたイメージがあります。
例えば「泥沼にハマる」なんて表現をされることもあります。
底なし沼も沼がドロドロしていることを印象付けるからかもしれません。
水深が浅いだけでドロドロした濁った水が沼の定義ではないので、誤解してはいけませんね。
日本各地には、水の澄んだ美しい沼もあります。
例えば北海道ニセコの鏡沼とか、福島県にある鎌沼などは澄んだ水の沼として有名な観光スポットにもなっているようです。
英語でも区別されている
英語でも、湖と沼は違う呼び方をします。
湖はlake、沼はmarsh、swampなど。
ただ、水深で区別するのは世界共通というわけではないので、その国の基準があるようです。
まとめ
湖と沼の違いが水深5メートルを境にしていることがわかったので、これから沼に対して間違ったイメージを持たなくて済みます。
湖は深いので、ウォータースポーツも楽しめますが、深いだけに水の事故には注意しないといけませんね。