無料という甘い言葉につい誘われてしまったら、結果的に大きな買い物をする羽目になってしまった・・。
そんな経験のある人はいませんか?
世の中はそんな甘いもんじゃないということを痛感する経験です。
そんな時に「ただより高いものはない」ということわざを思い出すのですが、反対の意味の「ただより安いものはない」ということわざもあるようなのです。
全く正反対の意味ですが、ほんとにどちらも使われることわざなのでしょうか。
調べて見ることにしました。
「ただより高いものはない」の意味
ただより高いものはないとは、本来であれば対価として支払うべきお金を払わないことで、後からお返しをしないといけなくなったり、ただで貰ったことを理由に無理なお願いを断れなくなるという意味です。
たしかにただで貰いものをしてばかりでは申し訳ない気持ちになります。
そこに頼み事をされれば、断りにくいものですよね。
普通の意味としてはその程度なのですが、無料という甘い言葉でつい騙されてしまい、大金をかすめ取られるような事件もあります。
同じ意味として、「買うは貰うに勝る」ということわざもあります。
貰った方が得したように感じるかも知れませんが、結果的に買った方が貰うよりも安く済むことを教える意味なんですね。
「ただより安いものはない」の意味
ただより高いものはないということわざの意味には、なるほど・・と納得できます。
ですが、ただより安いものはないということわざも使われるのは不思議なことです。
ただより安いものはない・・。
言葉としてはその通りですが、ただで貰ってばかりではお返しのことや頼み事を断れない義理ができるはずです。
ですが、世の中にはそのようなことを一切感じない人がいます。
ただで物をもらったとしても、お返しのことなんて全く思い浮かばない。
ただで譲ってくれたり、情けでわけてあげたのに、その人が困っている時に頼み事をされても、負い目も感じずに平気で断れる人。
そのような人にとって、ただで物を手に入れることができれば、それより安いことはないわけです。
要するに、ただより安いものはないということわざが当てはまる人は、図々しくて、図太い神経の持ち主だということです。
そのような人には、後からのお返しや物の代わりに義理を売るようなことはできません。
そういうタイプの人には、ただより高いものはないなんてことわざの意味は全く理解できないでしょうね。
まとめ
ただより高いものはないということわざの意味を聞いてもピンとこない人は、ただより安いものはないということわざが当てはまる人だということです。
私としてはただより高いものはないということわざを心に留めておきたいと思います。
図太く生きるのもいいですけど、やっぱり貰うばかりは負い目を感じてしまいますからね。