【心安いは不和のもと】ということわざはどんな意味があるの?

ことわざ・慣用句

「心安いは不和のもと」ということわざの意味を知っていますか?

そもそも、「心安いは不和のもと」ということわざ自体知らないという人も増えているかも知れませんが。

このことわざは、人間関係の難しさを伝える意味が込められています。

社会生活を送る上で、大きなストレスの原因となる人間関係の悩みを解決するためのヒントになるかも知れませんね。

「心安いは不和のもと」ということわざの意味や使い方をご紹介します。

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「心安いは不和のもと」とは

「心安いは不和のもと」とは、

あまり親しくなり過ぎてしまうと、お互いに遠慮がなくなってしまい、かえって仲が悪くなってしまう。

という意味です。

「心安い」とは、相手に対して遠慮や気を使うことなく接することができるほど心を開いているという関係性です。

他人同士は気を使いながら付き合うものですが、仲良くなると、気を使わなくなることもあります。

つまり、人と親しくなり過ぎてしまうと、親しくなる前よりもケンカなどが多くなるので、あまり親しくなり過ぎるのも問題だということを教えているわけですね。

「心安いは不和のもと」と同じ意味のことわざ

「心安いは不和のもと」ということわざの意味を理解すると、同じような意味のことわざが他にもあることに気が付きますね。

よく使われるのは「親しき仲にも礼儀あり」です。

どんなに親しい間柄になっても、無遠慮になり礼儀を忘れると、親しい間柄も壊れてしまうということを教えています。

まさに「心安いは不和のもと」と同じですよね。

他にも「親しき仲に垣をせよ」や「思う仲には垣をせよ」ということわざも「心安いは不和のもと」と通じる意味があります。

「垣をせよ」とは、親しくなり過ぎて、相手の心に土足で踏み込むようなことをせず、垣根を隔てる時も必要だということです。

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「心安いは不和のもと」の使い方

「心安いは不和のもと」の使い方を例文を使って見てみましょう。

ねえ、今日はもう遅くなったから泊ってもいい?

明日は仕事だから困るよ

ええ~、いいじゃない。明日の朝出る時に帰るから

あのさ、そう言っていつも起きないじゃん。
それで私が仕事から帰るまでゴロゴロしてるじゃん。

それは体調悪かったから・・

泊まるのはいいけど、私の休みの前とか予定のない時じゃないと困るよ

前はいつでも泊めてくれたのになぁ

私がいない間に部屋を散らかされるのは嫌なの
「心安いは不和のもと」ってことわざ知ってる?
親しくなって遠慮しなくなるのが不仲の原因になるって意味なんだよ

うん・・。
ごめんね。ちょっと甘え過ぎてたかも知れない

ずっと友だちでいたいから、少しは気を使い合おうね

このような使い方をします。

まとめ

「心安いは不和のもと」ということわざは、人と人との付き合いの中でつい忘れがちなことを思い出させてくれます。

どんなに親しくなった人でも、相手の気持ちを考えるようにしないと、せっかく築いた関係が壊れてしまうこともあるので気をつけないといけませんね。