下世話なこと話しているよね・・。
これって「あの人の話題は下品だよね」とか「品の悪い言葉を使うよね」なんて悪い意味で使われていることが多いと思います。
下世話の正しい意味や使い方についてご説明します。
下世話とは?
下世話という言葉が当たり前のように下品とか下ネタの意味と同じように使われるのは、「下」という字がついているからでしょう。
ですが、下世話の正しい意味は下品とか下ネタとは全く違います。
下世話とは、世の中で普通に使われる言葉とか話題のことです。
なぜ「下」という字が使われているのか推測すると、高貴な位の人たちの話題にはならないようなことが普通の世の中では話のネタや話題になります。
「下」の「世の中」の「話」ということで下世話になったのではないでしょうか。
高貴な位の人たちには関係ない話題でも、一般社会ではブームになることがあります。
下世話という言葉が高いくらいの人たちから生まれた言葉なのか、それとも下々の庶民から生まれた言葉なのかわかりませんが、世の中は底辺にいる人の方が圧倒的多数です。
下世話というのは、普通のことなので、悪い意味ではないのです。
下世話の正しい使い方
下世話の使い方を間違えていると、人に対しても失礼にあたることもあるので気をつけたいところですが、正しい使い方が意外と難しいのです。
世の中で普通の話題にわざわざ下世話をつけるのは、どんな時なのか考えてみました。
世の中の普通の話題となると、いわゆる世間話と同じことです。
世間話をする時に「下世話なこと言うけど」と付けるのも違和感がありますが、世間話の中には他人様のことをウワサしたり、お金のことを話題にすることがあります。
芸能人のゴシップネタなどを話題にするのは、別に下品な内容ではなくても、下世話な話題にあたります。
芸能人の熱愛や不倫スクープを会話のネタにする時などには「下世話な話題かも知れないけど、あれはどう思う?」というのが正しい使い方ではないでしょうか。
他にもお金の話は庶民の話題にはよく上がります。
給料が上がった。または下がった。
生活必需品の値上がりで家計が苦しい。
教育費にお金がかかるのが大変。
生活のために共働きしないといけない。
親の介護でお金がかかる。
などなど、庶民にはお金に関係する話題が絶えません。
このようなお金に関することこそ、下世話な話ということでしょう。
まとめ
下世話なこと言って申し訳ないのですが・・。
こんな使い方をしていたことがあるので、下世話のホントの意味を知って赤面してしまいました。
勘違いして使っている言葉はまだまだありますね。