亡くなってから行きたいのは天国ですか?それとも極楽ですか?
どちらも同じだと思っているのなら、どれは違います。
死んでから行きたくないのは「地獄」というのは、みんな同じかも知れませんが、天国と極楽は同じではないことを知っておきましょう。
天国とは
天国とは、キリスト教の聖書の中に出てくる言葉です。
天国という場所は、
神様から永遠に祝福を受ける場所
とされています。
天国には、死もなく、悲しみもなく、苦しみもないのです。
怒りや痛みによる叫びもないのが天国というところです。
極楽とは
極楽は、阿弥陀仏が開いた仏教の世界に使われる言葉です。
極楽という場所は、
幸福のあるところ
という意味です。
全てを救ってくれる場所という意味として教えられています。
天国と極楽の違いは
天国も極楽も、亡くなった後にこの世の苦しみや悲しみから解放されて幸せに過ごせる場所というのは同じです。
天国でも極楽でも、どちらでも行けるのなら嬉しいですよね。
ですが、極楽は誰でも行けるチャンスはありますが、天国に行ける人は限られています。
天国の入口は、誰にでも門が開かれるわけではないのですよ。
天国に行けるのは、神様の存在を信じ、キリスト教を信仰した人に限られているのです。
生きている間に、キリスト教を信仰していなかった人が、あの世で天国に向かっても、入口は開かないのですよ。
ですが、極楽は違います。
極楽は、生きとし生けるもの全てを受け入れるのです。
救いを求める人は極楽に行けるチャンスが誰にでも与えられるわけです。
ただし、悪人が悪人のまま極楽に行けるわけはなく、悪人でも許されるチャンスを与えられるという解釈です。
地獄は同じ?
天国と極楽は、同じ死者の世界でも行ける人と行けない人がいるという点で違うのですが、地獄はどうなのか?という疑問が生まれます。
じつは、キリスト教や仏教に限ったことではなく、死者の世界では地獄はほぼ共通しています。
天国や極楽のように、幸せに満ちたところに行けなかった死者の世界です。
罰を受ける場所というイメージで描かれることが多く、それは現世での行いによって責められるのです。
それが本当なのかどうかは誰も知ることはできませんが、この世で悪行を働いた人間が、簡単に天国や極楽に行けるはずないと信じたいですよね。
まとめ
天国に行ける人と行けない人の違いは、善人か悪人かではなかったのですね。
いずれにしても、この世から旅立つ時は、地獄に落ちないようにしたいです。
悪いことをした人が、罪を償わずに天国や極楽に行けるはずないのですから!!