親しき仲は遠くなるとはどんな意味があるの?ことわざが伝えること!

ことわざ・慣用句

親しき仲に礼儀ありということわざは有名ですよね。

どんなに親しい間柄でも、最低限の礼儀は守らなければいけないという教えです。

では、親しき仲は遠くなるとはどんな意味のことわざだと思いますか?

親しい人と離れるのはとても辛いから、人との付き合いには適度な距離感が必要とか。

それはあるね。
心の距離感みたいなのは保っていかないと辛い。

何だか、心理的なお話になってきましたが、そういう意味ではありません。

親しき仲は遠くなるということわざの伝えていることを解説しましょう。

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親しき仲は遠くなるとは

親しき仲は遠くなるとは、親しい間柄になると、どんどん遠慮がなくなってしまうため、喧嘩も起こりやすくなってしまう。

だから、とても親しかった人ほど、疎遠になる可能性があるという意味です。

これは、親しき仲にも礼儀ありということわざが伝えていることと通じます。

親しき仲に垣をせよとは

親しき仲に垣をせよとは、同じく、親しい間柄は礼儀を忘れがちなので、慣れあいにならないように、垣で境をつくるような気持ちで礼儀を忘れてはいけないということです。

垣根の向こうに住むお隣さんとは、長い付き合いになって親しくさせてもらっていても、挨拶などの礼儀を欠いては近所付き合いも上手くいきません。

どんなに親しい関係になっても、垣根の向こうの隣人に接するように、礼儀を忘れないようにすることが大切だということを伝えていることわざです。

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親しき仲は家族も含まれる?

「親しき仲は遠くなる」、「親しき仲に礼儀あり」、「親しき仲に垣をせよは」親しい間柄の人との付き合い方に礼儀を忘れてはいけないという意味のことわざです。

似た意味を持つ3つのことわざに共通するのは、「親しき仲」ですね。

この親しき仲の間柄とは、恋人、友達、仕事仲間、隣近所など、他人を指しているのでしょうか。

それとも、夫婦、親子、兄弟姉妹、親戚など、肉親や同じ家で暮らす家族も含まれるのでしょうか。

考え方によって違うと思いますが、家族でも礼儀を欠くとトラブルになります。
とくに夫婦はもともと他人なので、夫婦にこそ最低限の礼儀は必要ではないでしょうか。

親戚関係でも、礼儀や義理を欠くとゴタゴタすることもあります。
兄弟姉妹も、それぞれが結婚してしまえば、どれほど仲良しだったとしても、家族同士の問題になるので、礼儀は必要です。

親しき仲にも・・・ということわざが伝えるのは、疎遠になってしまうと困る相手ほど、礼儀を大切にしなければいけないというアドバイスです。

ですから、家族も含まれると考えるのが自然ではないでしょうか。

まとめ

親しき仲は遠くなるということわざの意味を知ると、仲良しだったのに些細なことが原因で、喧嘩してしまい、合わなくなった友達を思い出しました。

どんなに仲良しになっても、相手を気遣う気持ちと礼儀を大切にしましょう。