今度こそ汚名を返上してみせるぞ!
今度こそ汚名を挽回しなくては!
どちらも間違いではないような気がしますよね。
汚名を返上する。
汚名を挽回する。
この二つの言い方はどちらが正しいと思いますか?
う~ん、どっちも使うよね
難しいけど、返上じゃない?
自信なさそうだな・・笑い
正解がわからないまま、曖昧に使っている人が多いのではないでしょうか。
汚名返上と汚名挽回について調べてみました。
汚名とは
汚名とは、名前が汚れるという意味ですね。
悪い評判、不名誉な評判のことです。
何も悪いことをしていないのに、責任を負わされたり、無実の罪を押し付けられたりすることと汚名を同じ意味として認識している人もいるようですが、この場合は「濡れ衣を着せられる」という表現を使います。
汚名は自分自身のミスが原因で評判を落とした場合などに使います。
汚名返上と汚名挽回どちらが正解?
汚名返上と汚名挽回では、どちらが多く使われていると思いますか?
ある調査の結果では、わずかですが汚名挽回の方が多かったようです。
多数派が正解になり、言葉が変化していくのを象徴するかのような結果ですが、本来は汚名返上が正しい使い方だったようです。
汚名を返上するとは、悪い評判を消し去るように新しい成果を上げることです。
では、汚名挽回の方が沢山の人が使っているのはなぜなのでしょう。
汚名挽回が使われる理由
汚名挽回が使われるのは、名誉挽回とごちゃ混ぜになってしまうからだと思います。
名誉挽回とは、名誉を取り返すこと、名誉を取り戻すことです。
挽回という言葉が「取り戻す」「取り返す」を意味しています。
そう考えると、汚名挽回となると汚名を取り戻すことになってしまうので、ちょっと意味がおかしくなります。
ですが、悪い評判になる前に状態に戻すという意味として考えれば汚名挽回でも通じないわけじゃないので、微妙なところです。
結局どっちが正しい?
汚名は返上するのか挽回するのか、どちらが正解なのか調べてみても、意見が分かれるようです。
汚名挽回でも間違いではないと認められつつあるようなので、どちらでも構わないのでしょう。
ただし、汚名がそもそもの状態だったとすれば、挽回ではなく返上の方が正しいのではないでしょうか。
まとめ
日本語は時代の流れでどんどん変化しているので、本来の使い方じゃなければ絶対にダメ!と言われなくなっています。
汚名返上と名誉挽回を正しく使い分けることができれば、それで問題ないと思います。