【隅に置けない】というのはどんな意味？使い方間違ってます？

「あなたってほんとに隅に置けない人ね」と言われたら、どんな気持ちになりますか？

「隅に置けない」とは、本来はどんな意味だったのでしょうか。

現在は使い方が狭くなり、それが本来の意味とは違うのではないかと疑問を持ったので調べてみました。

「隅に置けない」とは

「隅に置けない」とは

意外な才能（行動力・世間知）を持っていて、その存在をばかにすることが出来ない。

新明解国語辞典

と書かれていました。

この「意外と」というのは、思っていた以上に、予想外に、思いのほか、という意味を含んでいます。

つまり、そういう才能や知識、技量、実力を持っているような人と思っていなかったけど、「実はそうだったのか！」と見直したときに使われるわけですね。

人の抱く印象はその人の感じ方によって違うので、勝手に抱いていた印象と違うというのは誰にでもあることではないでしょうか。

悪く考えてしまえば「え？そんな能力はないと思ってたの？」となりますが、人は見かけによらないことを感じて発する言葉なので、悪く受け止めることもないと思います。

「隅に置けない」の使い方

「隅に置けない」の意味を知ると、世の中で一般的に使われるのは

このような「隅に置けない」の使い方が多いのではないでしょうか。

本来の意味として、このような使い方が正しいのかどうか、モヤっとしてしまうのは私だけですかね。

才能、知識、技量などが思いのほかあったので、意外だったということなので、美人の奥さんと結婚するような人とは思っていなかったことになります。

表面的に聞いてしまうと、「うむ？」となりますが、よく考えるとその人には表向きな付き合いではわからない魅力があるという驚きからの言葉と受け取ればイイのかも知れませんね。

まとめ

「隅に置けない」とは、とくに恋愛に関することに限って使うわけではないのですが、使われる場面から本来の意味から少し離れてしまったような印象があります。

意外な才能を見た時に「あなたも隅に置けないね」と言っても失礼ではないのですね。