雉も鳴かずば打たれまいとはどんな意味のことわざ?

ことわざ・慣用句

雉は脂肪分が多く、精のつく肉として昔から重宝されてきました。

食用として流通されていないので、普通にスーパーとかで買えるわけじゃないので、食べたことがない人も多いと思います。

さて、その雉を用いたことわざに、「雉も鳴かずば打たれまい」があります。

雉が狩りの獲物になっていることを想像すると、このことわざの意味も理解できるのではないでしょうか。

雉も鳴かずば打たれまいということわざの意味と使い方をご説明しましょう。

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雉も鳴かずば打たれまいとは?

雉も鳴かずば打たれまいとは、余計なことを口にしてしまうと災難にあいますよ!ということを伝えています。

声を出さなければどこにいるのか見つけにくいのに、鳴いてしまったことで見つけられてしまい撃たれてしまいます。

雉と言えば桃太郎のお供になった鳥で、オスは鮮やかな鳥です。
メスは目立たない色なので、鳴かないと見つけにくいかも知れません。

 

鳴かなければ撃たれなかったのに・・・。

人間の社会にも、このようなことがあります。
余計な発言をしてしまったことで、災難に遭う人にたいして「口はわざわいのもと」ということがあります。

まさに雉も鳴かずば打たれまいとは同じ意味です。

ひと言多いことで、白い目で見られてしまう人っていますよね。

今の世の中だと、余計なことをネット上で発言してしまって炎上してしまうなんてことがあります。

悪気の無い言葉でも、ついウケを狙って余計な発言をしてしまい、大炎上なんてことは芸能人のSNSでよく話題になります。

政治家にもよくありますね。

パーティーや地方の演説で、ついその場の空気を盛り上げようとして笑い話のつもりで発言したことが大問題になって更迭・・辞任・・とか。

雉も鳴かずば打たれまいとは、余計なことを言わなければそんな目に遭うことも無かったのだから、これからは発言に気をつけなさいよ!という教訓が込められていることわざです。

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似た意味のことわざ

雉も鳴かずば打たれまいと同じ意味のことわざには、日常的によく使われる「口はわざわいのもと」が有名ですね。

余計なことを言わずに、静かにしていれば失敗も少ないので、おしゃべりが過ぎるのは注意しなければいけません。

同じ意味のことわざに、「手を出して火傷する」とか「鳴く虫は捕らえられる」などがあります。

鳴く虫は捕らえられるは、雉も鳴かずば打たれまいと全く同じですね。

手を出して火傷するとは、揉め事の仲裁などに入って、逆に恨まれたりするなど、お節介して失敗する時に使うことわざです。

良かれと思ってしたことなのに、逆に相手に迷惑がられてしまうようなことってたまにありますよね。

静観すれば痛い目に遭うこともないのに、つい手を出して火傷してしまうようなお節介な人に使いたくなることわざですね。

まとめ

雉も鳴かずば打たれまいということわざは、周りから「ひと言多い人だね」なんて言われた経験がある人のためにあります。

自分はどうかな・・とちょっと考えてみましょう。
余計なひと言で損しないように気をつけましょうね。