砂漠といえばエジプトとかアラブなど中東地域を思いい起こします。
果てしなく続く砂の大地に沈む夕陽を見てみたいと憧れている人も少なくないでしょう。
ところで日本にも砂漠のような場所はありますよね。
鳥取砂丘のことでしょ!
日本ではあんな砂地が広がる場所はほとんどないよね
そもそも砂漠って乾燥している気候じゃないと。
そうなんですよね、日本のように湿度の高い気候で海に囲まれた地形では、中東にあるような砂漠はありません。
でも砂丘はある。
砂漠と砂丘って同じじゃないのか
という疑問について解説したいと思います。
砂漠とは
砂漠とは、雨がほとんど降らない気候で、土地が乾いていて、植物もほぼ生えません。
もともと乾燥していて砂地が広がっている砂漠だけじゃなく、アフリカ大陸は降雨量が減って植物が少なくなり、砂漠化する土地がどんどん広がっていることが問題になっています。
砂漠は気候の変動によってできる土地の特徴のことなんです。
もともと緑豊かな平原だったところが、砂漠になってしまうこともあるわけです。
砂丘とは
鳥取砂丘で有名な砂丘は、砂漠に似た砂地ではありますが、雨が少なくて砂地になったわけではなく、風によって砂が運ばれて砂丘になったのです。
鳥取砂丘の場合は、中国地方の山々に流れる千代川によって日本海に運ばれた土砂が、風に吹かれて鳥取砂丘に集まるのです。
砂が集まり丘のような状態になるので砂丘と呼ばれるので、砂漠のような気候によってできる土地ではなく、地形によってできるのが砂丘というわけです。
日本にある砂丘
日本の砂丘と言えば真っ先に鳥取砂丘を思い浮かべる人がほとんどだと思います。
それほど有名なので、日本最大の砂丘と言えば鳥取砂丘だと思っている人は多いはずです。
ですが実際には青森にある猿ヶ森砂丘が国内で一番大きな面積の砂丘です。
そんな大きな砂丘が青森にあるのに、あまり知られていないのは。一般の人が立ち入ることができない防衛相の施設にあるからなんです。
自衛隊の訓練などが行われる場所なので、知られていないのも当然なのですね。
でも、鳥取砂丘以外にも数多くの砂丘があるのに、あまり知られていないところも多いのです。
山形県の庄内砂丘や、石川県の内灘砂丘、北海道の石狩砂丘などがあります。
海に面した地形以外の内陸部にも砂丘はあるんですよ。
埼玉県の志多見砂丘、鷲宮砂丘、高野砂丘です。
地形によって砂が集められて砂丘ができる場所は鳥取砂丘だけではないのです。
ですが、日本のような気候には砂漠ができることはありえません。
ただ、異常気象が続いているので、未来はどうなるかわかりませんけどね。
まとめ
砂丘と砂漠は規模の違いだと思っていたのですが、規模で区別しているわけじゃなかったのですね。
砂丘と砂漠の違い、おぼえておきましょう。
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