インフルエンザなど高熱が出るような感染症にかかると、大人でも39度くらいの熱にうかされることがあります。
熱にうかされる・・。
もしかして、熱にうかされるって間違っている?と少し不安になってしまいます。
熱にうなされる・・。
こっちの方が正しいのかも。
自信がないので調べてみました。
熱にうかされるとは
熱にうかされるとは、高熱などで頭がボーっとしてしまうことです。
40度近い高熱を出したことがある人ならわかると思いますが、そこまで高熱になると足の感覚も妙な感じで、ほんとに身体がフワフワと浮いているような感覚になります。
実際に体温が上がって高熱になった場合だけじゃなく、熱にうかされるとは感情面でも使うことがあります。
例えば恋をしている時です。
誰かに恋をして夢中になっていると、他のことが目に入らないような状態になってしまう。
そんな時にも熱にうかされると言います。
たしかにラブラブの二人に対して「熱いね~」なんて言うことがあります。
感情を温度で表現するからです。
恋愛感情が失われれば「気持ちが冷めた」とか言いますからね。
ということで、熱にうかされるのか、熱にうなされるのか、どちらが正しいのかという疑問は熱にうかされるが正解でした。
ですが、熱にうかされると思っている人の方が多いそうです。
誤用の方が正しい表現を上回っているので、正しいのかどうか自信がなくなってしまうわけです。
うなされるとは
熱にうかされると間違えやすい熱にうなされるという表現ですが、これは眠っている間に嫌な夢や怖い夢を見てうなされることとゴチャゴチャになっています。
たしかに高熱を出していると、眠っている間に悪夢を見ることも考えられます。
高熱のため眠っていても身体の節々や頭が痛くてうなっているのかも知れません。
そのような状態を見ると、「熱のせいでうなされてた」ことから、熱にうかされる→熱にうなされると変化してしまったのではないでしょうか。
~にうかされるの使い方
高熱でぼーっとしている、恋をして夢中になっているなど、うかされるとは、何かによってぼーっとしていることを表現しています。
こんな時にも「~にうかされている」と言うことがあります。
何かに夢中になっていて、それが間違っているのに周囲の忠告や注意も耳に入らないような人に対してです。
親の忠告や友人の忠告に対して聞く耳を持たないほど何かに夢中になっている時にも「~にうかされているからダメだ」なんて言われてしまうのです。
後で夢中になっていた熱が冷めれば、「あの時はどうかしていた」という結果になるようなケースで使うことが多いようです。
まとめ
うかされるとうなされるの違いを調べた結果、うなされるのは眠っている時だけのことです。
わかりにくいので、熱にうなされるの方が正しいと思っている人が多いのも納得できますが、これからは自信を持って使い分けていきましょう。