手品と奇術はどう違うの?ややこしい名前の見分け方とは!

ことばの意味

寄席や演芸場のような場所では、落語や漫才の他に奇術や手品という出し物が見られます。

いわゆるマジックというものです。

最近はイリュージョンとも読んだりしますが、日本語だけでも手品と奇術があります。

マジックとひとくくりにしてしまえばスッキリすそうですが、そもそも手品と奇術にはどんな違いがあるのでしょうか。

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手品と奇術の違いとは

手品と奇術は、じつは同じジャンルの芸能のことを指していますので、違いとして明確な定義はないのです。

マジックとイリュージョンという違う呼び方があるように、手品も奇術も大きなジャンルに分ければ同じものなんです。

細かく分けるのは、見せ方の違いを分けることで名前を使い分けることになったようです。

手品とは

手品は手品師が器用な手先を用いてまるで魔法を使ったみたいな不思議な技を見せることです。

手品の代表的な技がトランプやコインを使った方法です。

手品師になるためには、手先で人の目を騙すほど素早く技をこなす必要があるので、大変な練習量を積み重ねないとプロの手品師にはなれないそうです。

手品にはタネと言われる仕掛けがありますので、極端なことを言えば誰でも練習次第である程度の手品はできてしまうということです。

手先を使って行う技なので、手品と呼ばれているのですね。

奇術とは

奇術とは、品よりも仕掛けが大掛かりなもので、手品よりもショーアップされた見せ方をします

奇術でよくあるのが、箱の中にアシスタントの人を入れて、その箱に剣を刺して見せるのに、箱の中の人には傷の一つもついていないとか、人が宙に浮いたように見せるのが奇術の代表的な技です。

奇術も手品と同じく、必ずタネと言われる仕掛けがあるので、こちらも手品と同様に段取りさえ間違えなければ誰でもある程度の奇術ショーはできてしまうわけです。

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迷った時はマジックが間違いない

手品と奇術の違いは、見せ方だけで、内容としては不思議で奇妙な世界観を観客が感じられればどちらも成功です。

大仕掛けでもないし、手品というには少し規模が大きいかも?と迷いそうな時はマジックにすれば正解です。

マジックとは手品や奇術と言う意味でもありますが、魔法や魔術という意味でもあります。

常識では考えられないような不思議な体験や世界観は、魔法にかかったようなものなので、マジックというのが一番広い意味として考えればいいのですね。

日本で有名なマジシャンと言えばMr.マリックですが、マリックさんはハンドパワーと言う決め台詞を使っています。

あまり大掛かりな規模の仕掛けを使うことは少ないので、Mr.マリックは手品師となるわけです。

まとめ

手品も奇術も実際に目の前で不思議なことが起こると、仕掛けがあるとわかっていてもちょっと鳥肌が立ちます。

寄席などに出てくる名前も知らないような手品師や奇術師でも驚くことがありますから、世界的なマジシャンの技を目の前で見たら、ホントに魔法にかかったような錯覚に陥るのかも知れませんね。