ことわざには、生きる上で注意したいことが沢山ありますが、柚子の木に裸で登るということわざは現実的にはあり得ないことなので役に立つことわざという感じがしません。
そもそも、裸で木に登るなんて、ジャングルで生活でもしなければありえません。
では、なぜ柚子の木に裸で登るなんていうことわざがあるのか、その意味を調べてみましょう。
柚子の木ってどんな木?
柚子の木に裸で登るということわざの意味を知る前に、柚子の木がどんな樹木なのか見たことがないので調べてみました。
近所の庭先にも柚子があるのに、よく見たことがありませんでした。
冬至に柚子湯に入るために庭にあるといいなぁとは思ったことあります・・。
柑橘系の柚子なので、みかんの木と似ていますが、柚子の木をよく見ると、鋭いトゲがありました。
刺さったらものすごく痛そうな鋭いトゲがあるので、収穫する時は大変でしょうね。
柚子の木をしっかり見たことがなかった人は、一度じっくり観察してみるといいでしょう。
柚子の木に裸で登るということわざの意味
柚子の木に鋭いトゲがあることを知っている人ならことわざの意味もすぐに分かると思います。
裸で柚子の木に登ればトゲがカラダじゅうに刺さって血だらけになってしまうでしょう。
そんなことするなんて無茶なことです。
ということで、柚子の木に裸で登るということわざの意味は、後のことを考えずに無茶なことをするという意味です。
ケガすることを百も承知の上で裸でトゲだらけの柚子の木に登るので、無茶なことするという意味の他にも、困難を承知のうえで立ち向かうという様子を表現する時にも使われることわざです。
トゲのある植物といえば
柚子の木にトゲがあることは知らない人もいるかも知れません。
それを知らなければ、柚子の木に裸で登るということわざの意味にピンとこないと思います。
では、トゲのある植物としておなじみの薔薇ならどうでしょう。
じつは薔薇を使ったことわざに、柚子の木に裸で登ると同じ意味を持つことわざがありました。
薔薇を裸で背負うということわざです。
薔薇を裸で背負えば、トゲで傷だらけになるのは当たり前です。
ですが柚子の木に裸の登ることに比べたら、まだ裸で薔薇を背負った方がマシな感じがします。
トゲがあるのは野生の柚子だけ?
街中でも庭木として見かけることが多い柚子ですが、栽培されている柚子のトゲは短くなっていたり、品種改良によって多少は危険度は低くなっているようです。
ですが何も手を加えずに庭木になってる柚子にはトゲがあるので、子供などが触ってケガをしないように取り除いていることが多いようです。
庭木に柚子があるなら、注意したいですね。
まとめ
柚子と言えば当時にお風呂に浮かべたりします。
じつは柚子の外皮に含まれる油成分は肌の保湿に効果があるだけじゃなく、冷え症の改善効果にも役立つポリフェノールの一種も含まれるそうなので、柚子湯に入るのは理にかなっているのですね。