内股膏薬(うちまたこうやく)という言葉はどんな意味があるの?

ことわざ・慣用句

内股膏薬(うちまたこうやく)という言葉を聞いたことがありますか?

最近はほとんど使われなくなっているので、聞いたことがない人の方が多いと思います。

もしもどこかで耳にしても、意味がわからないはずです。

ですが、内股膏薬の意味を知ると、今でも色んな場面で使えるのですよ。

今回は、内股膏薬の意味や使い方をご紹介します。

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内股膏薬とは

内股膏薬の意味をご紹介する前に、膏薬についてご説明しようと思います。

膏薬というのは、今で言うことろの湿布のような貼り薬のことです。

傷に貼り付けるものや、筋肉や神経の痛みを和らげるために皮膚に貼り付ける薬として古くから膏薬が使われてきました。

薬の成分を油やロウなどで練り、それを紙に塗り広げて皮膚に貼るのです。

内股膏薬とは、太ももの内側に膏薬を貼った様子から生まれた言葉です。

その意味は、

その時々であちらこちらに気持ちが動くこと。
だれにでもいい顔をしたがる八方美人のこと。
信念もなく、方針もなく、人の言うなりなること。

このような表現のために使われる慣用句です。

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内股膏薬の由来

内股膏薬が、八方美人や流されやすい人のこととして生まれたのは、内股に膏薬を貼った状態を想像するとわかります。

膏薬は、剥がれにくいようにするために、ロウや油などを練り合わます。

そんなベタベタしたものを内股に貼れば、歩くたびに右や左に貼りついてしまいそうですよね。

実際に内股に膏薬を貼ったことはないですが、そういう状態を想像することはできます。

あっちにくっつき、こっちにくっつき・・という様子から、内股膏薬の他にも二股膏薬とも言います。

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内股膏薬の使い方

内股膏薬の使い方を例文で見てみましょう。

A先輩ってスゴイよなぁ。

ん?Aさんがどうしたって?

あの人は、どこでも生きていけるよ。

それはイイ意味?

そうでもない。
上から言われれば、コロコロ変わるんだよ。
その日その日で違うこと言うから、周りも大変なんだよ。

内股膏薬ってことね。
節操なくあっちもこっちもくっついちゃう。

ああいうタイプの人が上司になると、部下は振り回されて苦労するんだね。

このような会話の中で使えます。
八方美人よりも、皮肉強めに表現するのに適しています。

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まとめ

職場などで、周りから内股膏薬なんて言われないようにしたいですよね。

その時の状況を見て、優勢な方につく日和見主義は、生きる術ですから悪いわけではありません。

ですが、あまりにも節操なくあちこちにつくのは、周りから冷たい目で見られてしまうので気を付けましょう。