【自慢は知恵の行き止まり】とはどんな意味があるの?

ことわざ・慣用句

自慢ばかりする人は、周りの人から嫌われやすいので、自慢は程々にしないといけないと思っている人は多いでしょう。

とくに日本人は自慢するよりも、謙遜する方が美徳という文化があるので、人に長々と自慢話を聞かせるのはみっともないとさえ感じます。

だから自慢に関することわざは沢山あるのですよ。

「自慢は知恵の行き止まり」もその1つです。

このことわざの意味や使い方などを解説します。

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「自慢は知恵の行き止まり」とは

「自慢は知恵の行き止まり」とは、

自慢は自己満足しているからこそ出るので、自慢するようになると自分を高めようとか、もっと上を目指そうとする向上心がなくなっている証拠。
だから自慢するような人はそれ以上の知恵を身につけて進歩することはない。

という意味です。

自慢する人は今の自分に満足しているのだから、今以上に立派になろうともしないし、もっと賢くなろうと勉強することもないので、今の状態で止まったまま・・ということです。

自慢するようになったらダメだということを、知恵の行き止まりという表現で伝えるのは、わかりやすいですね。

「自慢は知恵の行き止まり」と同じ意味のことわざ

「自慢は知恵の行き止まり」のように、自慢に対するダメ出しのことわざは沢山あります。

同じような意味のことわざには、

「自慢は出世の行き止まり」というのがありました。
知恵と出世が入れ替わっただけなので、ほぼ同じ意味です。
自慢するようになれば、もう出世しようとする向上心もないということを伝えています。

もう1つ「自慢高慢馬鹿のうち」ということわざもあります。

自慢してうぬぼれているような人は、愚かな人間と同じということです。

これも同じような意味ですが、表現が手厳しいですね。
でも、それほど日本人にとって自慢は恥ずかしいことだと伝えるのにわかりやすいことわざではないでしょうか。

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「自慢は知恵の行き止まり」の使い方

「自慢は知恵の行き止まり」の使い方を例文で見てみましょう。

先輩がまた新規の契約取れたんだって。
その自慢話を昨日の飲みの席で延々2時間聞かされた。

うわぁ、疲れるねぇ。

あの先輩の契約って、前の担当がコツコツ通っていたから、基礎があったんだよ。
だから先輩の力じゃないんだけどね。

あの人、そういうの多くない?

たまたまいいタイミングで異動になったからなのに、自分の才能だと思ってんのさ。

「自慢は知恵の行き止まり」って言うけど、きっと何の努力もしていないから、そのうち勢いも止まるよ。

自慢話はもううんざりだよ。

このような場面で使えます。

まとめ

自慢するのは気持ち良いかも知れませんが、聞かされる方は退屈なものです。

相手の顔をよく見て、自慢話は程々にしないといけませんね。