東京オリンピックまであと○○○日なんて残りの日数をカウントするようになると、いよいよ近づいてきたなって思います。
オリンピックだけじゃなく、様々な競技スポーツの国際大会がリアルタイムで中継されて見られるようになったので、スポーツと縁のない人も、つい熱中してしまいますね。
ところで、マラソンで日本記録を更新すると1億円の賞金がもらえるのには驚きました。
以前はそんな制度なかったと思うのですが、これも東京オリンピックのために日本人ランナーを盛り上げるための作戦なのかも知れません。
ところで、オリンピックとかでよく聞く世界新記録と世界最高記録って同じなんじゃないの？
新記録と最高記録。同じでしょ
だよね。なんでわざわざ別の言い方するんだろ
ということで、世界新記録と世界最高記録の違いについて解説します。
世界新記録とは
世界新記録と言えば、100M走などの陸上トラック競技や競泳などのタイムや距離を測定する競技の記録です。
世界最高記録として認められる条件は、競技する環境を一定に整えられることです。
天候や風向などで記録が左右されないように、人工的に整備した中で行うことで、世界最高記録として認められます。
競技にはそれぞれに国際連盟があるので、その連盟が新記録として認める条件を定めているんですね。
例えば100M走の競技の時に一定以上の風が吹いている時は、追い風○Mなどされて正式な記録ではなく、参考記録とされるのです。
世界最高記録とは
世界最高記録は、自然の天候や風向きで記録が左右される競技で記録が更新されることです。
ボート競技やスキー競技などはコースの条件でタイムが変わるので、新記録ではなく、最高記録とかコース最高記録などと言われます。
ルールが定期的に変更になる採点競技の場合は、今季最高記録として記されます。
フィギアスケートでは、歴代最高得点とか、今季最高得点などの記録が用いられています。
マラソンの記録
天候やコースで記録が大きく左右すると言えば、トラックの外を走るマラソンですよね。
当然のことながら、マラソンの記録は同じ距離を走ってタイムを更新しても世界新記録にはならなかったのですが、2004年から変わりました。
国際陸上競技連盟が決めた条件通りに整備したコースの大会は世界記録が認定されるようになったので、マラソンにも世界新記録や日本新記録として残るようになったようです。
随分前から変わっているのですが、あまり広まっていないので、マラソンは新記録はないと思い込んでいる人の方が多いようです。
まとめ
世界新記録と世界最高記録の違いがあるのは、競技の種類が色々あるので当然同じようには記録として残せないのですね。
0.00単位のタイムで勝負している競技であれば、影響を受けない環境が整備されていないと不公平になってしまいますから。
東京オリンピックでは、世界新記録の更新が見られるのか楽しみですね。
